韓国紙セゲイルボを読む rss

韓水原ハッキング事故 国家次元の保安強化を

韓国紙セゲイルボ  昨年末の韓国水力原子力(韓水原)ハッキング事故で、国民は不安の中で1年を終えた。福島原発事故以降、原発に対する不安感があるが、これを運営する機関でハッキング事故があったことは不安を倍加させた。  韓国…

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本当の回顧録

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  虎が死んで皮を残すように政治家は回顧録を残すのだろうか。ひとかどの政治家で回顧録が1冊もない人は珍しい。大統領を経験した金泳三、金大中、盧武鉉の各氏は皆、自分の足跡を本にまとめた。…

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老子が諭した「直枉新敝」、朴大統領は不偏不党人事を

韓国紙セゲイルボ  韓国歴代大統領はなぜ家族と親族・姻戚、そして側近の不正に対応できなかったのだろうか。さまざまな理由の中で、主な原因は主要業務の核心的な地位に不適任者を座らせたためということができる。  換言すれば、大…

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保育園の児童虐待を根絶するためには

韓国紙セゲイルボ  仁川保育園で起きた保育士の児童虐待事件は全国民の怒りを買っている。より深刻なことは、これが偶発的蛮行ではなく、全国の保育園で類似の事例が普遍的に発見されていることだ。  現在、政府や政界では監視カメラ…

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優しい声の寄付

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ひどく運の悪い人が仏陀を訪ねてきた。仏陀の説法にすっかり根性がねじれた人だった。福を受けようとすれば、善行の功徳を積まなければならないという話に皆目納得がいかなかった。単刀直入に問…

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衰微する「古書店」文化 漢文教育の中止が影落とす

韓国紙セゲイルボ  半年に1度は必ず日本を訪ねる理由は古書店のためだ。東京・神保町に数日通い、「文字香、書巻気」に浸る時間こそ至福の時だ。中国・北京の琉璃廠通りもうっとりする。中国書店に立ち寄って古典籍の香りをかぎ、栄宝…

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「政治をする大統領」に期待

韓国紙セゲイルボ  12日、朴槿恵大統領の就任3年目の新年記者会見があった。会見は遺憾ながら大統領と国民間の認識差を確認する時間だった。  発言の大部分は経済に集中した。26分の演説中18分が経済関連で、「経済」という単…

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“食口”と呼ぶ家族

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「ご飯食べた?」。地球村で韓国人だけが使うあいさつ言葉だ。外国人たちは最初、こんなあいさつを聞くと、たいがい首をかしげる。通常的な安否を問うあいさつだと説明しても、容易に理解できな…

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ノーベル科学賞有力候補の誕生 今年、韓国人初の受賞に期待

韓国紙セゲイルボ  「正しい科学技術社会実現のための国民連合」は、2015年の韓国科学シーンを予見した「10大ニュース」として、ノーベル科学賞有力候補の誕生を発表した。韓国がどれほど切実にノーベル科学賞受賞者を待ち焦がれ…

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南北対話は急がず落ち着いて対応を

韓国紙セゲイルボ  金正恩(キムジョンウン)の新年の辞は北朝鮮の深刻な外交的孤立から抜け出そうとする切迫感がよく表れている。北は孤立と危機に直面するたびに、米韓を利用して時間を稼いできた。  1990年初めのソ連・東欧圏…

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ある中年男性の愚痴

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  自営業を営んでいる。人々は「社長!」と呼ぶが、見掛け倒しだ。やっと食べていけるほどの小さな店を営んでいるが、毎日が戦争のようだ。ちょっと商売になるなと思うと、すぐ隣に同じ店が建つ。…

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憲法裁が「従北」党の解散決定、真の進歩勢力は出直しを

韓国紙セゲイルボ  憲法裁判所は8対1の圧倒的多数で統合進歩党(統進党)を解散して、所属議員の地位剥奪の決定を下した。これで大韓民国の政治地図から急進主体思想派系列の暴力的社会主義運動を志向する政治勢力は消えることになっ…

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マッカーサーの日本占領統治を再評価せよ

韓国紙セゲイルボ  第2次世界大戦に敗れた日本は国土が荒れ果て、深刻な食糧難に陥っていた。多くの餓死者が出ると判断した占領軍最高司令官マッカーサーはトルーマン大統領に大量の食糧支援を迫り、これによって日本は飢餓から抜け出…

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禁煙の決心

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  たばこ礼賛論を展開した名士は数えきれないほど多い。「一服のたばこは行き詰まった考え、ひらめきを与え、憂いを半減させ、疲れをなくしてくれる」(作家、金東仁〈キムドンイン〉)、「たばこ…

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北朝鮮の時代錯誤的な好戦性に万全の対応を

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮が米ハリウッド映画会社のソニーピクチャーズに対するサイバー攻撃で世界を騒がせている。金正恩(キムジョンウン)国防委第1委員長の暗殺を主題にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の製作と上映を妨害…

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2014年の南北関係「成績表」

韓国紙セゲイルボ 転換の機会逃したアジア大会  2014年の南北関係は探り合いだった前年とは違い、激しい主導権戦いが繰り広げられた1年だった。南北間の相互対話の意思は強かったものの、主導権争いによる神経戦で虚(むな)しく…

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人生馬死の悟り

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  新年を控えてある親戚(しんせき)が本を送ってくれました。包みを解くとこんなすてきな内容がありました。牛と馬の話です。2頭が貯水池に落ち込んだら2頭とも泳いで外に出てくるといいます。…

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強化された安倍首相の政局掌握力

韓国紙セゲイルボ 景気回復実現が改憲環境に  先ごろ行われた日本の総選挙の結果で、安倍政権は長期政権の踏み台を用意し、安倍晋三首相の政局掌握力がより一層強化された。  しかし、少なくとも、2018年まで長期にわたり安倍首…

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南北統一は民族問題ではなく体制の問題

韓国紙セゲイルボ  韓国社会では「統一」といえば「民族統一」を言う場合が多い。しかし統一は民族がどんな体制下で生きるのかを決める「体制問題」である。しかも自由民主主義と市場経済の原理に立った体制統一が統一の原則にならなけ…

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108回の敬拝

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「修行の基本は内的には貧しさを学び、外的にはあらゆる人を敬うことだ」。性徹(スンチョル)和尚(故人)の法語だ。無所有と愛が仏弟子の修行目的だという意味だ。法歳(出家後の年数)58年…

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“カワイイ”にハマる韓国

韓国紙セゲイルボ 現実統制できぬ無力感の表れ  「ムーミンはありますか?」「申し訳ないが、売り切れました」  会社員A氏は最近、ソウル市内のドーナツ店6カ所を歩き回った。ムーミン人形を購入するためであった。ムーミンはA氏…

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韓国各地に広がる麻薬中毒、国民の安全教育急ごう

韓国紙セゲイルボ  韓国では麻薬が都心はもちろん農村、中小都市にまで広がっており、大きな憂慮をもたらしている。国会で10月に公開された大検察庁資料を見れば、麻薬犯罪発生件数は年々減少傾向にあったが、2012年ごろから増加…

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ナッツと担架

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1993年7月26日午後3時41分、アシアナ航空733便が木浦(モッポ)空港着陸直前にレーダーから消えた。飛行機には乗客と乗務員合わせて110人が乗っていた。3度着陸しようとして失…

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