韓国紙セゲイルボを読む
「内乱陰謀」で審判台に立たされた統合進歩党
韓国紙セゲイルボを読む 韓国政府は「内乱陰謀罪」で逮捕者(李石基〈イソッキ〉議員)を出した統合進歩党の目的や活動が憲法の民主的基本秩序に背反すると判断して、憲法裁判所に政党解散審判を請求し、同党の活動を停止する仮処分申…
日本の「集団的自衛権行使」 韓国人の拒否感の背景に100年前の記憶
韓国紙セゲイルボを読む 米国が日本のの安倍政府の「集団的自衛権」行使を事実上支援している昨今の状況を、大多数の韓国人は複雑で息苦しい心境で眺めている。 米国は韓国動乱(1950~53年)を契機に、日本を東北アジア安保…
韓国の大学修学能力試験事情
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「こっぱみじんになった言語領域よ/解いても答えがない数理領域よ/解いていて疲れ果てる社会探求・科学探求領域よ/解釈していると息も絶えそうな外国語領域よ/試験用紙に残った問題一つは/…
朴槿恵大統領の「大蕩平」人事はどこへ行った
韓国紙セゲイルボを読む 権力機関長指名をめぐる論議が続いている。「普泗馬(チンサマ)」という言葉がある。人は晋州(チンジュ)、泗川(サチョン)、馬山(マサン)出身者でなければならないという意味だ。5大権力機関長中2人が…
相次ぐ北朝鮮崩壊シナリオ 周辺国などの責任区分が必要
韓国紙セゲイルボを読む 最近になって韓半島統一を論じる外国ニュースがしばしば目に触れる。「米中、北朝鮮崩壊対応責任区域、あらかじめ決めなければ」「北朝鮮前兆なしで突然崩壊の可能性大」「北崩壊時、米中新38度線引く」「北…
イノシシ政治
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 秋の収穫期を迎えてイノシシ騒動が頻繁に起こっている。この“招かざる客”は農村、都市を問わずいつでも出没する。少し前には、病院に乱入して応急室を修羅場にした。田畑をめちゃくちゃにし、…
政治的中立性に欠ける韓国メディアの報道傾向
韓国紙セゲイルボを読む 現在、韓国は真っ二つに分かれて、対立を繰り返している。それは単に政党だけでなく国民までがすべて二つに分かれているように見える。先の総選挙と大統領選挙で勝利した政府与党は味方でない反対側に存在する…
韓国紙東京特派員「最悪の状況の今こそ対話を」
韓国紙セゲイルボを読む 李藝に学ぶ韓日外交術 韓日関係は1965年、国交正常化以来、最悪の状況に至っている。これを解決するために、外交と対話を通じて、韓日関係を切り開いてきた歴史的前例に学ぶ必要がある。鶴城李氏の始祖で…
貴いキムチ
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 キムチは韓国人の飲食文化の象徴だ。強く引かれる味はないが、食べないとなんとなく寂しい食膳上の“大の親友”だ。海外旅行に出ると、自宅と同じくらい懐かしいのがキムチだ。 「いちいち種…
北の「3年内武力統一」公言受けた韓国の課題
韓国紙セゲイルボを読む 8日、南在俊国家情報院長は国会で、「金正恩が3年内に韓半島を武力統一するということをしばしば公言している」と報告した。北が武力によって、韓国を攻撃すると公言することはこれまでも何度かあったが、「…
「米中綱渡り」の韓国外交
韓国紙セゲイルボを読む いつまで続く対日協力拒否 今回の朴槿恵大統領の東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪は、ますます激しくなる米中の主導権争いの中で、韓国の外交が韓米同盟と韓中協力関係をどのように併行発展させていくべ…
“キロギアッパ”の涙
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「世の中が騒々しければ/綱に止まったスズメの心で/父は幼い子供の将来を考える/父の目には涙が見えないが/父が飲む酒にはいつも見えない涙が半分だ/父は最も孤独な人だ」(金顯承の詩、『…
檀君と統一
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 長い年輪や事業の規模を強調する時、「檀君以来最大の~」という表現をよく使う。 檀君は韓民族なら誰でも皆知っている共通分母であるためだ。昨日(10月3日)は紀元前2333年に檀君が…
国際舞台での米の影響力急落
韓国紙セゲイルボを読む 韓国外交は“米衰退”考慮を 米連邦政府のシャットダウン(部分業務停止)は、全国民健康保険制度の“オバマケア”をめぐる民主党共和党の対立が表面的な理由だ。これが核心争点だった昨年の大統領選挙と上下…
対北政策、懸案により柔軟な対応も必要
韓国紙セゲイルボを読む 李明博政府では対北朝鮮政策が頓挫して一歩も進まず、進展がなかったが、昨今の状況はあまりにも当時と似ている。北朝鮮が朴槿恵政府の「韓半島信頼プロセス」を「敵対的で対決的」と非難していることも、前政…
“ダイエット共和国”
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ダイエットは歳月が流れて変質した。ダイエットは元来、健康のために体重を少し減らしたり制限された食事をすることを意味した。すらりとした体がすなわち「ファッションであり競争力」となって…
韓国史の「国定教科書」復活
韓国紙セゲイルボを読む 消耗的論争に終止符を 「歴史教科書の生命は事実関係を正確に記述することです。特定の歴史観を問題視する一方で、みな教科書は自分たちが正しいと考える歴史だけを教えるのではないという点を明確に認識しな…
次世代戦闘機事業の成功に必要なものは
韓国紙セゲイルボを読む 空軍の次世代戦闘機(FX)事業が原点に戻ってきた。F35A、ユーロファイター、F15SEの3機種が競争したが、入札過程で事業費を超過しない価格を提示したF15SEだけが単独候補として残り、勝負が…