韓国紙セゲイルボを読む rss

対岸の火事でないウクライナ事態

韓国紙セゲイルボ  平和と和合の祝祭である冬季オリンピックの聖火が消えるや否や、開催地ソチの近隣のウクライナ、クリミア半島で戦争の気勢が漂ってきた。  プーチン露大統領はなぜ国際社会の反発を押し切ってウクライナ軍事介入を…

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改名ブーム

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  名前に対する韓国人の関心は格別だ。名前で吉凶禍福を占う姓名学の影響が大きい。朝鮮時代には大逆罪人と名前が同じなら、門中会議(氏族の長老会議)を開いて改名したという。それでも足らず、…

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統一議論を国民運動に昇華させよ

韓国紙セゲイルボ 官営団体の失敗を反面教師に  年頭記者会見で「統一大当たり論」を開陳した朴槿恵(パククネ)大統領が就任1周年に合わせて、大統領直属「統一準備委員会」の設置を明らかにした。  韓半島内外の千載一遇の協力気…

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平昌を「成功した経済五輪」にするために

韓国紙セゲイルボ  4年後の平昌(ピョンチャン)冬季五輪開催には憂慮の声が絶えない。それは過去の冬季五輪で経済的に成功した大会が多くなかったためだ。大会後、維持費用が問題になっている所が多い。これは政府と地域住民の財政負…

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「京平サッカー」復活?

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  わが国にサッカーが伝わったのは1882年、高宗(コジョン)(朝鮮第26代王)の時代だ。済物浦港(今の仁川にあった港)に入港した英国軍艦フライング・フィッシュ号の乗組員たちが埠頭(ふ…

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国際的行事で誰を紹介するのか 韓国文化人「小成」の理由

韓国紙セゲイルボ  今回のソチ冬季オリンピック開会式の場面は気楽に鑑賞することができなかった。われわれの憂鬱で苦しい自画像とあまりにも強烈に対比され息苦しかったからだ。  ロシアのアルファベット33を紹介する開会式の場面…

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「領土」でロシアに協力戦略を働き掛ける中国

韓国紙セゲイルボ  中国は北方領土に対するロシアの領有権と尖閣に対する中国領有権を交差承認しようという協力戦略をロシアに働き掛けている。  またロシアは最近、北方領土に対する軍事施設および社会インフラを拡充して漁業、商業…

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有銭有学、無銭無学

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「あの時代がよかった。全斗煥大統領があれだけは本当によくやった」。高校の同窓会に出ると友人からよく聞く話だ。中年になった友人は、子供の 教育費の話になるとため息から先に出る。そして…

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米の“贈り物と請求書” オバマ大統領訪韓前に対日関係改善を

 13日夕、外交部庁舎で開かれた韓米外交長官記者会見はすっきりしない後味を残した。韓米両国が北核対応と北朝鮮情勢把握、南北統一などの主要イシューでは確固たる共感を見せたものの、韓日の過去歴史対立問題に対しては顕著な見解の…

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日本が過去の歴史を清算できない理由

韓国紙セゲイルボ  ジョン・ケリー米国務長官とエド・ロイス米下院外交委員長の韓国はじめ、中国、日本の東アジア各国訪問は、歴史問題で悪化の一途をたどっている北東アジアの国際関係に対する真相を直接検分することがその重要な目的…

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朴大統領の食膳論

韓国紙セゲイルボ  王の食膳には12種類のおかずが載る。ご飯と汁、醤油(しょうゆ)を除いた数だ。陰陽五行説によると陽は伸びて突出する性質があり1、3、5、7、9が陽数だ。王の健康のためにおかずの数はこの数に合わせる。9が…

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「独島」国際司法裁提訴の動き

韓国紙セゲイルボ 過剰反応は日本のペースに  安倍晋三首相が数日前、参議院本会議で独島(竹島)領有権について、「国際司法裁判所(ICJ)に(日本が)単独提訴することを含んで、検討、準備中だ」と明らかにした。これを軽く見過…

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李石基議員懲役20年求刑が示唆するもの

韓国紙セゲイルボ  統合進歩党所属の李石基(イソクキ)議員の内乱陰謀疑惑事件は、数カ月間の激しい法廷攻防の末、3日に検察が李議員に対して「懲役20年」と「10年資格停止」を求刑し、裁判所の判決を待つことになった。  検察…

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五輪の金メダル

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  冬季オリンピック90年の歴史上、最も心温まる場面は断然、2010年バンクーバー五輪の男子スピードスケート1万㍍の表彰式だ。金メダルを首にかけた大韓民国の李承勲(イスンフン)をそれぞ…

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米州議会の「東海表記」決議案、総領事への感謝状にすぎず

韓国紙セゲイルボ  「米ジョージア州上院、東海併記決議案全員一致通過」―。先月29日午前、韓国に伝えられたニュースだ。安倍晋三首相の靖国神社参拝などで韓国民の感情が激高していた時に伝えられた“恵みの雨”のような便りだった…

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日本に対する国際社会の憂慮深まる

韓国紙セゲイルボ  最近になって日本を眺める国際社会の視線の中に憂いが深まる傾向が見いだせる。特に今回のダボスフォーラムが政治家たちの言動によって、「世界秩序の再編」という非常に創意的で未来志向的な問題意識を投げながら、…

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トッククに込められた願い

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ソル(旧正月)が近づくと、故郷の村の精米所(餅屋)は子供たちの遊び場に変わる。子供たちがトックク(餅汁=韓国風の雑煮)の材料のカレトク(細長い棒状の白餅)をもらって食べようと長蛇の…

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ならば金日成も「親日派」だ!

韓国紙セゲイルボ  大韓民国臨時政府主席だった金九(キムグ)は、「日帝強制占領(日本植民地)期間に朝鮮に残っていた人々は皆監獄に行かなければならない」と言った。果たして金九の言葉は正しいだろうか。  韓国の自称進歩主義者…

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北朝鮮の「怪しい平和攻勢」どのように対応するか

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮が繰り返し「相互誹謗(ひぼう)中断」を提案している。一部ではこれまで通り今後冒すかもしれない挑発に対する「名分準備」だという分析がある。過去の例から見て、今回の提案も、何か起こす前の「どうも怪し…

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大都市で蘇るプマシ

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  美しい価値を持った韓国語の中に「プマシ(pumasi)」がある。プム(pum)は手間、アシ(asi)は交換という意味で、互いに労力を貸し借りして助け合うことだ。似た言葉に「トゥレ」…

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産業化・民主化両勢力の協調、金氏の統合的歴史認識に学べ

韓国紙セゲイルボ  同族間が争った韓国動乱の廃虚の中から、韓国は目覚ましい経済発展を遂げた。後進国が目標にする国の姿は産業化勢力、民主化勢力、そして国民との合同作品である。  国民が朴正煕(パクチョンヒ)元大統領と金大中…

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緻密な準備なくして「統一大チャンス」なし

韓国紙セゲイルボ  新年の記者会見で、朴槿恵(パククネ)大統領が語った「(南北)統一は大躍進のチャンス」との短いメッセージが期待を呼び起こしているが、韓半島とその周辺の現実は「統一大チャンス」というには程遠い。約20年間…

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押し寄せる“旅客”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  20年ほど前をみても、世界の有名観光地は日本人たちでいっぱいだった。ピラミッドがあるエジプトのギザはもちろん、世界のどこにいっても日本人がウヨウヨしていたが、近ごろは中国人に取って…

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