韓国紙セゲイルボを読む rss

“トランプ見直し”ブーム

韓国紙セゲイルボ 対北交渉の呼び掛けを評価  ドナルド・トランプ米大統領が日本、韓国、中国などアジア歴訪を終えた。韓国政府とメディアは「トランプが変わった」と評価した。訪問前の“トランプリスク”の心配が消えるほどだった。…

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韓国の内部分裂と韓米日の離間も狙う北朝鮮

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮の核開発が体制保障のためのものという点は明らかだが、核挑発は韓半島の核戦争危機を招くほどになり、世界を緊張させている。米国が国連制裁はもちろん、強力な金融制裁など非軍事的行動で北朝鮮に圧迫を加え…

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中国の権謀術数

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  中国の紫禁城の中心、太和殿前の観光客のいない広場に立ったトランプ米大統領は、何を考えただろうか。「自分の他に誰がこんなふうに立っただろうか。誰がこんな待遇を受けただろうか」。土産の…

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「三不」で韓中関係修復

韓国紙セゲイルボ 米朝対話支援に最善尽くせ  ベトナムのダナンで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場で文在寅(ムンジェイン)大統領と習近平国家主席による韓中首脳会談が行われた。7月にハンブルグで会…

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東アジアでの強大国政治復活と韓国の選択

韓国紙セゲイルボ  東アジアで強大国政治が復活している。習近平の中国は中華民族の偉大な復興を意味する「中国の夢」を宣言し、安倍の日本は戦争できる「普通の国家」に向かって疾走を続け、トランプの米国は「アメリカファースト」を…

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花梨の実断想

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  この間、マンション団地に強風が吹いて花梨の木になった黄色い実が一気にぽろぽろと落ちた。妻が管理室から花梨の実(モガ)を1かごもらってきた。食卓の片隅に置いていたのに、リビングルーム…

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旧政権の積弊追及するときなのか

韓国紙セゲイルボ 壬辰倭乱の戒めを胸に刻め  過去の人物と対話できる機械ができたら誰と対話するだろうか。文在寅(ムンジェイン)大統領が壬辰倭乱(文禄の役)の時の宰相で『懲毖録』を残した柳成龍(ユソンリョン)を相手に話し合…

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「習近平新時代」突入で新たな韓中関係樹立を

韓国紙セゲイルボ  中国共産党大会で指導理念として「習近平新時代」「中国特色社会主義思想」が党規約に入られた。習政権2期の本格的なスタートが韓国に与えるメッセージは少なくない。文化大革命と大躍進運動で混乱を経験した中国が…

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青瓦台の緩み

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2008年、李明博(MB)政府の初期に“アーリーバード”旋風が吹き荒れた。青瓦台(大統領官邸)の首席秘書官や秘書官が主宰する各種会議が午前6~7時に開かれた。青瓦台のプレスセンター…

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交渉カードとしての戦術核再配備

韓国紙セゲイルボ 北核解決に中露を動かせるか  ソウルとワシントンで北朝鮮の核・ミサイルへの対応案として、韓国への“戦術核再配備”が議論され始めた。韓国内でも野党政治家や専門家が、米国でも与党関係者が戦術核再配備の必要性…

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公文書で確認された動乱当時の韓国人の日本避難

韓国紙セゲイルボ  米極東軍司令部が1950年11月28日に作成した公文書には日本へ入国しようとしていた韓国人避難民881人の処遇問題が出てくる。  公文書によれば長崎県の針尾収容所(現大村入国管理センター)に韓国人避難…

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「クジラの争い」に巻き込まれるな

韓国紙セゲイルボ 対北朝鮮安保態勢を強力に  いま韓半島周辺情勢に地殻変動が起きている。習近平中国国家主席と安倍晋三日本首相がほとんど同時に権力基盤を強化した。来月初め、ドナルド・トランプ米大統領の初のアジア歴訪が控えて…

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翻訳に対する認識と出版体系が遅れている現状

韓国紙セゲイルボ  2017年ノーベル文学賞受賞者に日系英国作家カズオ・イシグロが選ばれた。筆者が注目するのは彼が英語で作品活動をしたという点だ。英語という国際公用語の普遍性のために、作品が正しく理解される良い環境で読ま…

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冬季五輪の救世主

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  韓国のマスコミが激賞している2002年、米国のソルトレーク冬季五輪は散々だった。招致の時から贈収賄の不正まみれとなった。収賄疑惑を受けた国際オリンピック委員会(IOC)委員9人が追…

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政府は亡国の道を進むのか

韓国紙セゲイルボ 清の侵攻後も国力醸成怠る  仁祖(インジョ)は「三田渡の屈辱」(1637年、清への降伏)以後も13年間王座にあった。朝廷内の主戦派と融和派は清への降伏後も権力の地位を保った。王と重臣は国を守るのに失敗し…

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ノーベル文学賞は国民の文化水準で決まる

韓国紙セゲイルボ  英国のオンライン賭博サイト「ラドブロックス」は最も有力なノーベル文学賞候補にケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴを挙げた。2番目は日本の作家村上春樹。カナダの女性作家マーガレット・アトウッドが3番目だ。…

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別名“NATO国家”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  孝宗(朝鮮17代王)10年、1659年5月4日、王の体調はよくなかった。「腫れ物の毒が顔に流れて膿瘍になった」という。大造殿に呼ばれた医官たち。悪い血を抜くかどうかで論争が起こった…

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丁元統一相の均衡失った北核観

韓国紙セゲイルボ 武力統一に触れず体制防御強調  「北朝鮮の核・生化学兵器は韓国を攻撃するためのものでなく、体制防御または強大国を相手にした交渉カード用だ」(2002年2月2日、KBS深夜討論)  丁世鉉(チョンセヒョン…

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北核武装完成後は後退した均衡状態へ

韓国紙セゲイルボ  米国は金正恩(キムジョンウン)の核武装の執念を折ることができないようだ。北朝鮮が核武装を完成したと自他共に認める日、米国はどんな選択をするだろうか。軍事措置は負担が大きいため、対話に出る可能性が大きい…

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戦争カバン

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  北朝鮮が1994年6月、国際原子力機関(IAEA)脱退を宣言すると、ソウルでは買いだめ騒動が起こった。当時のマスコミは「漢陽ストアの汝矣島・新盤浦・新東亜店でコメをはじめ、ラーメン…

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北核危機における韓日協力

韓国紙セゲイルボ 中国の横暴を防ぐテコに  北朝鮮が日本の頭上に2発目の弾道ミサイルを発射した15日、東京近郊にいたので、日本の安保態勢を見ることができた。  朝早くテレビをつけると日本政府は素早く動いていた。菅義偉官房…

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韓半島危機に対する“ナッシュ均衡”状態

韓国紙セゲイルボ  インドのムンバイ学術会議で、インド人教授が韓半島の危機状況に慰めの言葉を掛けてきた。最初、何の話か分からなかった。数十年間、緊張状況を体験してき、身体に浸み込んだ慣性のせいであろうか。他にもさまざまな…

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子供と政治

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  朝鮮時代の英祖(21代王)。許してくださいと訴える息子の思悼世子(世子は王の世継ぎ。思悼は王が後に与えた諡号(しごう))を米びつに押し入れた。彼は時には父親になるが如何なる瞬間にも…

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