水素エンジン開発の新会社設立へ、3社による共同事業体


シンポジウムで新会社の設立を発表した川島健社長 18日午後、東京都港区の日本財団ビル(森啓造撮影)

シンポジウムで新会社の設立を発表した川島健社長 18日午後、東京都港区の日本財団ビル(森啓造撮影)

 船舶用エンジン事業を手掛ける株式会社ジャパンエンジンコーポレーションの川島健・代表取締役社長は18日、水素燃焼エンジンを開発する新会社「HyEng株式会社」を設立すると発表した。

 エンジンメーカー3社による共同事業体での開発を進めるという。新会社の設立発表は、日本財団が主催した温室効果ガスを排出しない次世代燃料船「ゼロエミッション船」を推進するオンライン・シンポジウムの中で行われた。

 シンポジウムでは、主催者の笹川陽平・同財団会長が「日本財団はゼロエミッション船の実現と、カーボンニュートラル(脱炭素)社会実現のために今後も支援していきたい」とあいさつした。