早川 俊行
中国 侵攻の計算見直しかー米ハドソン研究所日本部副部長 ライリー・ウォルターズ氏
ウクライナ危機-識者に聞く 米ハドソン研究所日本部副部長 ライリー・ウォルターズ氏 台湾海峡への影響 ロシアによるウクライナ侵攻が国際秩序に激震をもたらしている。この危機をどのように捉え、対応していくべきなのか。識者に…
バイデン米政権とロシアのウクライナ侵攻
《 記 者 の 視 点 》 戦争を招き寄せた「弱さ」 ロシアがウクライナからクリミア半島を併合したのは、オバマ米政権時代の2014年のこと。今回のウクライナ侵攻はバイデン政権下で起きた。だが、トランプ政権時には、ロシア…
リムパック参加に期待
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(11) 台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(下) 中国が軍事侵攻してきた時の防衛戦略は。 中国をゾウに例えるなら、台湾はアリだ。だが、アリは小さくても、たくさんいればゾウの足…
進む中国の「洗脳」工作
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(10) 台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(上) 中国による台湾侵攻の可能性をどう見る。 中国人民解放軍には約200万人の兵力があり、中部、東部、西部、南部、北部の五つの戦区…
世論の分断を煽る「認知戦」
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(6) 新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(下) 中国が台湾社会を分断するために仕掛けている情報戦、影響工作の深刻度は。 日本の世論調査では「中国が嫌い」と答える人が8~…
「花屋のおばあちゃん」の戦い
《 記 者 の 視 点 》 同性愛者差別として裁判に、最後まで「汝の敵を愛す」 ワシントン特派員時代から注目し、追い続けていた裁判があった。ゲイカップルの結婚式のフラワーアレンジメントを断ったことで、同性愛者を差別した…
「斬首作戦」で一気に制圧か
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(5) 新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(上) 中国が台湾を軍事侵攻する可能性は、どの程度高まっているか。 中国は今、国内の状況がかなり厳しい。独裁国家は国内情勢が厳…
元同性愛者が語る「真実」 信仰の力で性的指向に変化
アメリカLGBT事情(9) チェンジド運動 共同代表 エリザベス・ウォニング氏 性的指向・性自認は「生まれつき」「不変」ではないことを実際に証明しているのが、同性愛者から異性愛者に変わった、あるいは性別違和がなくなった…
最終ゴールは「平等法案」 過激イデオロギーが「国教」に
アメリカLGBT事情(8) 米国では2015年の連邦最高裁判決により、全米50州で同性婚が合法化された。LGBT活動家たちにとって悲願が成就した瞬間だったが、これが「最終ゴール」ではなかった。 最終ゴールとは、性的指…
高いエイズ感染リスク 男性同性愛者は6人に1人
アメリカLGBT事情(7) 米国で同性愛に対する抵抗感が根強く存在するのは、キリスト教の性倫理に反することが最も大きな要因だ。だが、決して宗教的理由が全てではない。同性愛文化が広がることは、公衆衛生の観点からも望ましく…
否定される信仰の自由 訴訟で異論を封じ込め
アメリカLGBT事情(6) 8年に及ぶ戦いが終わった。77歳の「花屋のおばあちゃん」にとって、あまりに残酷な結末となった。 米西部ワシントン州で花屋を営んでいたバロネル・スタッツマンさんが突如、泥沼の裁判に巻き込まれ…
脅かされる子供の安全 学校トイレで性的暴行
アメリカLGBT事情(4) 米国の教育現場で広がる過激なトランスジェンダー擁護の動きに対し、保護者の反発が強まっている。各地で起きている保護者の抗議運動の中で、特に注目を集めているのが南部バージニア州ラウドン郡だ。 …
蹂躙される女子スポーツ 夢を奪う不公平な競争
アメリカLGBT事情(3) 東京五輪では、女子重量挙げのニュージーランド代表ローレル・ハバード選手が、性別変更を公表したトランスジェンダー女性として史上初めて五輪に出場したことが大きな話題を集めた。大手メディアは五輪が…
性被害者の悲痛な叫び 無視される女性の安全
アメリカLGBT事情(2) トランスジェンダー女性による女性専用施設の利用を認める動きを怯(おび)える眼差(まなざ)しで見詰めているのが、実際に男性から性暴力を受けた辛(つら)い過去を持つ女性たちだ。 「この世には女…
日本の「近未来」 アメリカLGBT事情
アメリカLGBT事情(1) 男性器露出が「人権」に 混乱が映す日本の近未来 性的少数者(LGBT)の権利擁護が国際的な潮流となっているが、その“先進国”である米国では深刻な混乱や弊害が生じている。日本でも性的指向・性自…
米軍を蝕むマルクス主義、兵士に反米を植え付け
中国が台湾に武力侵攻するシナリオがいよいよ絵空事ではなくなってきた。中国の急速な軍備増強によって米国の軍事的優位が大きく揺らいでいることが、その懸念を強めている。 だが、不安を抱かせるのは、兵器の質や量といったハード…
失墜した大統領の威信 発言と現実、全てが真逆
《 記 者 の 視 点 》 バイデン米大統領は7月8日の記者会見で、アフガニスタンからの米軍撤収について、確かにこう言っていた。 「(イスラム主義組織)タリバンが全土を支配する可能性は極めて低い」 「米大使館の屋上…
米国で警官が大量離職、凶悪犯罪急増の要因に
NEWSクローズ・アップ 米国で警察官の「大量離職」が起きている。昨年5月にミネソタ州ミネアポリスで発生した白人警官による黒人暴行死事件以降、激しい警察叩(たた)きが吹き荒れていることが大きな要因だ。警官の人員減や士気…
艦艇数で中国優位拡大、バイデン米政権 疑われる対中「本気度」
NEWSクローズ・アップ バイデン米大統領は中国を「唯一の競争相手」と位置付けるが、その本気度が疑われている。中国の猛烈な軍拡により、米中の軍事バランスが大きく揺らいでいるにもかかわらず、バイデン政権の国防予算は実質削…
米国在住の脱北者パク・ヨンミさんの警鐘
《 記 者 の 視 点 》 「北朝鮮より文化的に退廃、米国の未来は暗い」 「(米国の未来は)北朝鮮と同じくらい暗い」――。 米国では、リベラルな価値観にそぐわない言論を封じ込める「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ…
中国 生物兵器開発で流出濃厚、前米国務省調査責任者が明言 本紙単独インタビュー
トランプ前米政権の国務省で新型コロナウイルスの発生源を調査するタスクフォースを率いたデービッド・アッシャー氏はこのほど、世界日報の単独インタビューに応じ、新型コロナは中国・武漢ウイルス研究所(WIV)から流出したことを…
加速する米軍のリベラル化 新兵募集で「同性婚アニメ」
NEWSクローズ・アップ 戦闘能力より多様性重視 バイデン米政権下で米軍のリベラル化が一段と顕著になっている。急速な軍拡を続ける中国への対応が何より求められる中で、米軍が戦力強化につながらないリベラルなアジェンダを優先…
国家主権意識が希薄な日本
《ナショナリズム再考 「ハゾニー主義」を読み解く(下)》 九州大学教授・施 光恒氏 ハゾニー氏は、欧州諸国が安全保障を米国に依存することで国家の独立や主権の意識が希薄化していると指摘しているが、これは日本にもぴったり当て…