試練の年迎える日本外交
遠藤 哲也 2019/1/02 写真|Viewpoint [会員向け]
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也
今年の国際情勢はどのように展開していくのだろうか。その中で、日本はどのように外交の舵(かじ)を切っていくべきなのか。国際政治は、一寸先は闇のようなところがあり、特に権威主義的な指導者が多くなってきていること、世界的にポピュリズムの台頭などから、不確実、不安定になってきているので、見通しが難しくなってきている。だが、あえて言えば、今年は昨年よりも一層、流動的かつ激動な年になろう。
上記の前提の上、日本外交にとって最も重要な幾つかの国について占ってみたい。
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