IS壊滅の機会を逸した世界
渥美 堅持 2015/9/22 Viewpoint|中東・北アフリカ [会員向け]
米軍イラク撤収前に蠢動
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持
世界から最大級の非難を浴びながらも過激派組織IS(「イスラム国」)は存在を維持している。カリフを自認するバクダディなる人物は、上空を有志連合の戦闘機に覆われ、周辺をアラブ、クルド、トルコ諸族に取り囲まれ、米国、ヨルダン、イスラエル等の情報機関に包囲されながら拠点をユーフラテス川流域に置き、イラク西部ハジャラ沙漠からシリア沙漠一帯を影響下に置いて生き続けている。
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