人生の最期をどう迎えるか
根本 和雄 2015/9/21 Viewpoint [会員向け]
天寿全うが自然の摂理
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄
超高齢社会を迎えた我が国は、いまや、迫り来る「多死時代」を迎えようとしている。現在、1年に亡くなる方は約130万人(平成26年)で、2030年頃には約160万人と増加することが明らかで、この急増する人々を、どう看取っていくかは医療者のみならず、家族をはじめ社会全体の問題でもある。
これまでは、死は極めて個人的な問題とされて来たが、これからは「死」は社会全体の重要な問題で「死」の社会化のなかで「看取り」を支える死の文化が問われようとしているのである。
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