[地球だより] rss

タイのベジタリアン週間

地球だより  タイは今月24日から10月2日まで菜食週間「(キン)ジェー」だ。開催時期は旧暦で決まるため毎年、多少ずれるがこの季節になると雨期が終わりを告げ、乾期の始まりを告げる時期とも重なる恒例の行事でもある。  この…

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それでもマック大好き

地球だより  ソ連崩壊からまもなく、筆者が初めてモスクワを訪れた時、ビックマックを食べるためにマクドナルドの一号店の長い長い列に並んだ。マイナス10度の寒さの中、2時間も待ってやっと入店できるのである。  人々は西側の品…

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「人生変えませんか」

地球だより  先日、知り合いの韓国人に誘われ、米国企業がこちらで展開するマルチ商法(連鎖販売取引、ネットワークビジネス)の説明会に参加した。以前から韓国ではこの手の商法が盛んな半面、失敗するケースも多かった。何度も誘って…

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ギリシャを救うフランス人観光客

地球だより  フランスから飛行機で3時間、エメラルドグリーンの海と燦々と降り注ぐ太陽に白い家々が立ち並ぶギリシャは、フランス人を魅了しているようだ。財政危機でデモや暴動が起きたギリシャは観光客が激減したが、徐々に回復しつ…

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猿まねで猿駆除

地球だより  日本の田舎に行くと、鹿や猪(いのしし)に畑が荒らされる光景を目の当たりにするが、インドでは近年、野生猿の被害がひどくなっている。  業を煮やしたインドの首都ニューデリー市は8月から、国会議事堂など主要建築物…

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米国で犯罪予測システムの導入

地球だより  スティーブン・スピルバーグ監督の代表作の一つに、トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート(少数報告)」という未来物SF映画がある。西暦2054年の米国が舞台で、プリコグ(予言者)と呼ばれる3人の予知能力…

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フィリピンで悪化する首都圏の渋滞

地球だより  13日にマニラ首都圏で唯一近代的な交通システムと言える高架鉄道(MRT)が、脱線事故を起こし36人の乗客が負傷した。車両が終点駅で停車せず、そのまま線路の最終地点に突っ込むという、MRTでは有数の大事故だっ…

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ガザ攻撃で冷静だった国民

地球だより  イスラエルとパレスチナのガザを実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスとの激しい戦闘を目前に、今回のエジプト国民は実に冷静だった。「イスラエル反対」を叫んだ中南米や一部欧州諸国の国民とは対照的に、「イス…

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“ジョンウン教”の犠牲者

地球だより  25年ぶりにローマ法王を迎えた韓国の熱狂ぶりを見ながら、以前、ある元韓国大統領府高官が語った言葉を思い出した。  「あの国は宗教国家と思えば一番分かりやすい」  「あの国」とは今回、法王が言及した「韓半島分…

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パリの米国人

地球だより  パリには世界中からたくさんの観光客が来ているが、最近、友人が経営するレストランでの夕食時に米国人親子に出会った。40代の男性と彼の母親が隣のテーブルで食事をしていた。米国人は彼らの醸し出す雰囲気ですぐに米国…

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ATMで感電死

地球だより  タイ南部トランで15日、現金自動預払機(ATM)に触った女児(2)が感電死した。  女児は姉(16)がガソリンスタンドにあるバンコク銀行のATMでキャッシュを引き出している際、隣のサイアム銀行のATMに接触…

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中南米で存在感強める中国

地球だより  安倍首相が、先月末から今月初めにかけてブラジルを訪問した。ブラジルのメディアにおいても、日系社会だけでなく安倍首相が歓待された様子が報道されたが、注目度という観点から言えば、中国の習主席による南米歴訪のイン…

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高揚するウクライナ人の愛国心

地球だより  ウクライナの首都キエフを流れるドニエプル川の畔を、ウクライナの友人と散歩する。人口280万人の大都市の真ん中に、これほどの水と緑の空間があることに改めて感銘を受ける。  キエフ北部にあるアバロン地区では、最…

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これも「人災」なのに…

地球便り  韓国は例年、7月後半から8月前半にかけてが一年で最も蒸し暑い。学校が夏休みということもあり、大人たちもこの期間中に休暇を取る人が多く、日本海に面した東海岸や各地の渓谷など代表的な避暑地は家族連れでごった返す。…

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EU移民への規制強化

地球だより  欧州連合(EU)の国籍があればEU内は原則として居住と就労が自由であるので、英国には特に2004年以降に加盟した東欧諸国から毎年約10万人の人々が移住してきている。これらの東欧移民が就労しないままに居住し続…

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「犠牲」が報われる瞬間

地球だより  筆者の住む米バージニア州北部では夏の間、自治体主催の無料野外コンサートがあちこちで開催されている。コンサートといっても決まった座席はない。各自が敷物や折りたたみいすを持ち込み、芝生の上に自由に座るスタイルだ…

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パリのユダヤ人

地球だより  フランス人の友人の息子、ピエールがパリ大学のパンテオン校に通っている。ピエールいわく「まったくユダヤ人たちを見ていると頭にくる」と。理由を聞くと「彼らは大学生のくせして高級車を乗り回し、高そうなノートPCを…

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タイで女性専用車両の登場

地球だより  タイ国鉄は8月1日から、長距離路線で女性専用の寝台車両を導入する。1編成につき1両で、乗車できるのは女性と10歳以下の男児のみとなる。車掌も女性が担当し、男性不審者の侵入をブロックする。  タイ国鉄では今月…

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停電と物価上昇に悩むエジプト人

地球だより  エジプト国民は現在、一様に突然の停電と物価の上昇に悩まされている。停電になるとコンピューターも使えずテレビも見られず、ただじっとしているしかないので、寝るのがせいぜい。しかも予告なしだから対応が難しい。  …

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太っていても平気?

地球だより  ヨン様ことペ・ヨンジュンさんが火付け役となった日本の韓流ブームからはや10年。優しくカッコいい韓国の男優にはまる奥さんたちを、横でいぶかしげに眺めていた男性陣も少なくなかったはずだ。だが、実はブームに乗って…

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IT時代の波に乗るエストニア

地球だより  約10年ぶりにエストニアを再訪した。首都タリンは急速に変貌している。高層のモダンなホテルやオフィスビル、広大なショッピングモールが増えているばかりか、IT(インフォーメーション・テクノロジー)の利用が急速に…

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タイの不法就労

地球だより  タイの首都バンコクでは建築現場で働く男性ミャンマー人や女中として働く女性ミャンマー人を多数見掛ける。  タイ労働省によると外国人労働許可証(ワークパーミット)発行数は4月時点でミャンマー人が104万人、カン…

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国連職員食堂も閑散

地球だより  世界のイスラム教国で今年もラマダン(断食の月)が始まった。ラマダンが始まると当方が日ごろお世話になっている国連の職員レストランでは昼食を取る職員が減る。イスラム教徒の職員が食事をしないからだ。「ああ、ラマダ…

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