政府主催の奉祝行事開催を、明治神宮で建国記念の日式典


 「建国記念の日」の11日、日本の建国を祝う会(会長・大原康男國學院大学名誉教授)主催の奉祝式典が明治神宮(東京都渋谷区)で行われ、国会議員や駐日大使をはじめとする約1200人が参加した。

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日本の建国を祝う会主催の奉祝式典であいさつする大原康男会長=11日午後、東京都渋谷区の明治神宮(石井孝秀撮影)

 主催者代表であいさつした大原会長は、令和の時代が「憲法改正を始めとした真の祖国再生に向かう、新たな時代となることを心より祈り念じる」と訴えた。また、「何度も訴えてきたことだが、第2次安倍政権を誕生させた自民党の選挙公約には、政府で建国記念の日を祝う式典を開催するという一項があった。残念ながらその約束は未(いま)だ果たされていない」と指摘し、政府主催の式典実施を強く求めた。

 来賓の祝辞で、自民党の稲田朋美幹事長代行は「わが党は憲法改正を党是として出発した矜持(きょうじ)を胸に、議論を前に進め、国会での発議に向けた環境を整えるべく、力を尽くすことを約束する」と述べた。

 式典では、政府主催の奉祝行事を求めるとともに「新たな時代を切り拓く日本の国づくりに一層邁進する」とした決議文を採択。大原会長らから稲田幹事長代行と日本維新の会の石井苗子参院議員へ手渡された。