「いちゃりばちょーでー」横断幕が登場


沖縄・宜野湾市 普天間基地

横断幕の隣に立つジェーソン・キャペン先任上級曹長(右から)、マーク・カーペス大佐、安次嶺ジュン渉外官=4日、沖縄県宜野湾市大山の友好園

横断幕の隣に立つジェーソン・キャペン先任上級曹長(右から)、マーク・カーペス大佐、安次嶺ジュン渉外官=4日、沖縄県宜野湾市大山の友好園

「沖縄の皆様、楽しいゴールデンウイークをお過ごしください」
 在沖米海兵隊普天間航空基地(沖縄県宜野湾市)はゴールデンウイークにあわせて横断幕を掲げている。国道58号線から普天間基地に通じる道路に接するフレンドシップパーク(友好園)で見ることができる。

 普天間基地の地域貢献担当官のダン・グローリング少佐は、日本文化に敬意を払おうと横断幕とこいのぼり設置を提案し、同基地司令のマーク・カーペス大佐が快諾した。敷地内には、一度会えば兄弟を意味する「いちゃりばちょーでー」と書かれた横断幕も登場した。これは恒久的に掲示される。

 カーペス大佐は、「子どもたちがここで遊んでこいのぼりを見上げる姿がほほえましい」と話し、「車で通りかかる人が見て喜んでくれれば」と期待を示す。同大佐は「これまでは正月をお祝いする横断幕を掲げていたが、今後は国民の祝日、クリスマス、ハロウィーンにも横断幕を掲げたい」とし、クリスマスにはツリーを飾りイルミネーションを施したい考えを示した。

 友好園は基地の管理区域でありながら一般開放されており、地域住民の憩いの場所となっている。海兵隊員は同園を定期的に清掃し、景観美化に務めている。