ベルギー国王夫妻来日、皇居で歓迎行事
国賓として来日したベルギーのフィリップ国王夫妻の歓迎行事が11日午前、皇居・宮殿東庭で行われ、天皇、皇后両陛下と皇太子殿下御夫妻が出席された。
歓迎行事では両国国歌が演奏された後、国王が儀仗(ぎじょう)隊による栄誉礼を受けた。
両陛下と国王夫妻はこの後、宮殿「竹の間」で約15分御会見。宮内庁によると、両陛下が12日に茨城県内を案内することについて、国王が「大変光栄で楽しみです。お疲れにはなりませんか」と気遣うと、天皇陛下は「ご心配は要りません。私も楽しみにしています」と応じられたという。11日夜には宮中晩さん会が開かれた。
今年は両国の国交樹立150周年に当たり、「日本・ベルギー友好150周年」の名誉総裁を天皇陛下と国王がそれぞれ務めておられる。
皇居での国賓歓迎行事は昨年6月、フィリピンのアキノ前大統領の来日時以来で、天皇陛下の生前退位の意向が明らかになってからは初めて。ベルギーでは2013年、アルベール2世前国王が高齢などを理由に退位し、フィリップ国王が即位した。
国王夫妻は10~15日の日程で来日した。