「釦の掛け違い」の後遺症 安倍宰相、改憲へ克服成るか
髙橋 利行 2019/7/29 コラム|写真|髙橋利行の政界の風を読む [会員向け]
永田町には「釦の掛け違い」という魔物が棲んでいるらしい。石橋湛山が岸信介を7票差で破って宰相に就任した自民党総裁選(1956年)、田中角栄が本命と目された福田赳夫を下した総裁選(72年)、初めて導入された党員投票で大平正芳が福田赳夫を凌いだ総裁選(78年)、ポスト小泉純一郎を争った麻(麻生太郎)垣(谷垣禎一)康(福田康夫)三(安倍晋三)で、最も若い安倍晋三が宰相の座を射止めた総裁選(2006年)などは、いずれも下馬評を覆した戦いと言われる。
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