侮れぬ補選・再選挙、“前門”のバイデン“後門”の二階


髙橋 利行

政界の風を読むー髙橋利行

 歴(れっき)とした自民党推薦候補が百万票もの大差で敗れる選挙にはなかなかお目にかかれるものではない。千葉県知事選挙(3月21日投票)である。聞けば千葉県政の複雑な勢力争いが如実に反映した選挙らしい。逆に、立憲民主党代表の枝野幸男の周辺は沸き立っている。「神さま、仏さま、菅義偉さま。菅義偉さまにはずっと宰相でいて欲しい。東京オリンピック・パラリンピックもぜひやって欲しい。国民には申し訳ないが、そうすればコロナは手が付けられないほど蔓延(まんえん)し衆院選でわれわれが勝てる。政権が舞い込んでくる」というのである。


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