国際
国境の「壁」議論、たわ言の境界に Bordering on the absurd
トランプ大統領が南部国境にあくまでも壁を求めることに対して反対する人たちとの舌戦では、米国の基本的安全保障に関するばかげた議論が、せきを切ってあふれ出た。愚かさは時には滑稽であり得るが、常識への攻撃がばかばかしさのレベ…
スーパーの客減少の意味
地球だより 昨年のフランスのスーパーの来客数は7%減り、収益も近年最大の落ち込みを見せていることが最近、明らかになった。 大都市郊外のモールにある巨大スーパーは、ここ30年間、週末に安価な物を大量買いする消費者で溢れ…
英保守党人権委「孔子学院は学問の自由の脅威」
英与党・保守党の「人権委員会」は今月18日、同国内にある中国の「孔子学院」について、「中国共産党政権のプロパガンダ機関(中国共産党統一戦線部の出先機関)であり、学問の自由と表現の自由の脅威となっている」と指摘、「孔子学…
キューバで改憲の国民投票
私有財産容認など是非問う 共産党一党独裁が続くカリブ海のキューバで24日、私有財産制の容認を含む憲法改正の是非を問う国民投票が実施された。結果は25日中には判明する予定で、賛成多数であれば4月には改正憲法が公布される見…
米大統領、北朝鮮非核化に期待感
経済発展の潜在性強調 トランプ米大統領は24日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長について、「核兵器をなくせば自国が世界の経済大国に早期に加わると、恐らく誰よりも認識しているだろう」とツイッターに書き込んだ。27、28両日…
米朝首脳、あすから2回目の会談
「スモールディール」で合意か トランプ政権 小出し戦術にはまる危険 ベトナム・ハノイで27、28両日開催されるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による2回目の米朝首脳会談は、非核化に向けて具体的に前進でき…
非常事態宣言立憲政治に打撃
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 議会の権限を軽視 壁予算で判断ミス 国境の壁を造ることが目的なら、トランプ大統領はあらゆる場面で判断ミスをしてきたことになる。2018年初めにトランプ氏は、不法移民の子供を強制退去とし…
どこへゆく 危機状態の英国
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 再度の国民投票実施も EUと共に“次善の策”模索を 「英国よ、どこへゆく(Quo Vadis,Britain?)」、この言葉が現実味を帯びてきた。来たる3月29日の欧州連合(E…
ベネズエラのマドゥロ政権、コロンビアと断交
物資搬入めぐり各地で衝突 政情不安が続いている南米ベネズエラの反米左派ニコラス・マドゥロ大統領は23日、野党陣営への支援を続けるコロンビアを「我慢の限界だ」と非難、国交断絶を発表した。ベネズエラ政府は、コロンビアの駐在…
米司令官、中国の中距離ミサイルは脅威
トランプ米大統領による中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄表明に当事国ロシアが強く反発する中、米軍司令官は、大量の中距離ミサイルを保有する中国への対抗上、破棄は不可避と主張、地上配備の移動式新型ミサイルの開発の必要性を…
米民主党の資金集め、記録更新の勢い Democrats’ fundraising on track to shatter record
バーニー・サンダース米上院議員は2020年大統領選の選挙運動初日に600万㌦近い資金を集めた。政治とカネについて批判する民主党だが、今の見通しでは、これから2年間にわたり大量の資金を調達し、費やすことになりそうだ。 …
ベネズエラ ブラジルとの国境閉鎖へ
マドゥロ氏、支援物資の搬入阻止 南米ベネズエラの反米左派マドゥロ大統領は21日、野党指導者グアイド暫定大統領がブラジルに人道支援物資を要請している問題に絡み、ブラジルとの国境を閉鎖すると発表した。 ブラジルは、強権政…
非核化すれば対北経済協力、米ホワイトハウスが声明
米ホワイトハウスは21日、ベトナム・ハノイで27、28両日に行われる米朝首脳会談について声明を発表し、「北朝鮮が完全な非核化の約束を達成すれば、米国は経済発展の選択肢を用意できる」と表明。非核化協議が難航する中、経済的…
米、SNSでイラン国民に直接呼び掛け Video made for Iranians gives look at plan to deal with regime
トランプ政権は19日、イラン国民に向けてソーシャルメディアを使ったキャンペーンを実施し、同国を支配する「腐敗した宗教マフィア」を拒否するよう国民に直接呼び掛けた。イラン政府は、抑圧的政権であり、暴力を輸出し、テロに資金…
中国がタジクに基地
「一帯一路」軍事化の一環か 中国が隣国タジキスタン東部の山岳地帯に軍事基地を設置していることが明らかになった。中国はアフリカのジブチに初の軍事基地を設置しており、タジクの基地は海外基地としては二つ目。アフガニスタン、パ…
露年次教書、対日交渉引き延ばしが狙いか
ロシアのプーチン大統領は、内政・外交の基本方針を示す恒例の年次教書演説を行った。 このところ首脳会談や外相会談が重ねられている日露平和条約交渉については「われわれは日本との政治的対話と経済協力を促進し続けるだろう。平…
警官に豆腐投げ強制送還の危機
地球だより フィリピンでは中国人が急増しており、彼らが起こすトラブルや事件も目立つようになってきた。 このほどマニラ首都圏を走る高架鉄道の駅で、現地で「タホ」と呼ばれる豆腐プリンを警官に投げ付けた中国人女性が逮捕され…
比南部の教会で爆弾テロ
フィリピン南部のカトリック教会で自爆テロが発生し、120人以上が死傷する惨事となった。過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓うイスラム過激派のアブサヤフが犯行に関与していると考えられているが、自爆テロ容疑者はインド…
イランがアルカイダと連携
米は武力行使を検討 イランは国際テロ組織アルカイダの幹部らをかくまい、中東全域に戦闘員、資金、武器を供給している。政府当局者がワシントン・タイムズに明らかにした。米国を敵視してきたイランとアルカイダの関係は、複雑で不明…
光州事件で国論分裂、北朝鮮は介入したか
韓国紙セゲイルボ 1980年の光州事件(5・18)をめぐりまたもや国論が分裂している。理性的な議論と沈着な検証はなくなり、感情的な主張と脅迫、暴力が乱舞する。成熟できない韓国社会の素顔そのままだ。 昨年、与野党は5・…
文政権で状況一変、太氏の著書出版に圧力
金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く (4) 太永浩氏が脱北直前までいた駐英北朝鮮大使館の外交官たちは、他の欧州駐在外交官たちとは違い、北朝鮮がミサイル発射や核実験などの武力挑発をしても滞在国政府から国外退…
制裁解除に「意味ある措置」を
トランプ大統領、北の非核化で牽制 トランプ米大統領は20日、ベトナム・ハノイで27、28両日に行われる2回目の米朝首脳会談をめぐり、北朝鮮制裁の解除について「解除したいと思うが、そのためには北朝鮮側で意味あることをなさ…
来週、米朝首脳会談 非核化の具体的措置が焦点
トランプ氏譲歩に懸念も 27、28両日にベトナム・ハノイで開催される2回目の米朝首脳会談まで1週間を切った。両首脳は、昨年6月のシンガポールでの初会談で「完全な非核化」で合意したものの、その後、非核化に向けた具体的な措…