社会
サーフィンの五十嵐カノア、悔いなき銀メダル
勝負を分けた位置取り、サーフィンの楽しさを多くの人に 狙っていた色のメダルには、惜しくも届かなかった。それでも、全力で頂点を目指してきた過程に悔いはない。 五十嵐は表彰式で銀メダルを手に取り、じっと眺めた。「いいサー…
サーフィン女子の都筑有夢路、夢見心地の銅
「原点」釣ケ崎の海で結果、サーフィンの良さが伝われば 3位決定戦を制した都筑。日の丸の旗に身を包み、波打ち際で関係者と抱き合って喜びを爆発させた。「すごくうれしい。信じられないし、実感が湧かない」。20歳は夢見心地だっ…
「最高に格好いい」サーフィン愛好者ら喜び爆発
五十嵐選手が銀、都築選手が銅、競技の人気拡大に期待 新競技のサーフィンで男子の五十嵐カノア選手(23)が銀メダル、女子の都築有夢路選手(20)が銅メダルを獲得した。「最高に格好いい」。愛好者らは27日、喜びを爆発させ、…
重量挙げ女子59キロ級の安藤美希子、涙の銅
右膝の痛み耐えジャークに成功、三宅のバトンを受け継ぐ 得意のジャーク3回目。痛めていた右膝は限界に近づいていた。ただ、120キロを挙げれば表彰台に上がれる。女子59キロ級の安藤は「自国開催でメダルを取りたい。その役割を…
なでしこ8強入り、堅守をこじ開けた田中陽子
英国戦から改善、交代選手が攻撃を加速しチリを下す ようやくゴールをこじ開けた。なでしこは開始から再三の好機をつくりながら、自陣深く守るチリを崩せない。それでも集中力を切らさず、果敢にゴールへ。後半32分、縦パスを受けた…
母国への思い果たせず、ペースを乱されミス連発
3回戦敗退の大坂、「他の試合で負けるよりもつらい」 女子シングルス3回戦で敗れた大坂は、取材エリアを通らずに帰ろうとして、関係者に呼び戻されてインタビューが始まった。「負けたことは悲しいけれど、ここ(五輪の舞台)にいら…
大坂が3回戦で敗れる、錦織は2回戦を突破
女子の日本勢が姿を消す、錦織はギロンを下し3回戦進出 テニスは27日、各種目が行われ、女子シングルス3回戦で第2シードの大坂なおみ(日清食品)は世界ランキング42位のマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)に1-6、4-6で…
柔道の田代未来選手、届かなかったメダル
リオで敗れた宿敵に雪辱誓うも、対戦もできず2回戦敗退 柔道女子63キロ級、田代未来選手(27)=コマツ=は前回リオデジャネイロ五輪でメダルを逃した。金メダルを期して臨んだ東京五輪は、まさかの2回戦敗退。またしても悲願の…
卓球の張本智和、敗れて淡々「力負けだと思う」
欧州の成長株相手に4回戦敗退、団体戦では表彰台目指す 男子シングルスの頂点を目指した張本の戦いは道半ばで終わった。初めての五輪は4回戦敗退。スロベニアのヨルギッチに及ばず「力負けだと思う。相手のプレーに自分が対応できな…
体操団体総合、日本女子は得点伸ばせず5位
ROCが男子に続いて金メダル、3連覇を狙った米国は2位 体操は27日、女子の団体総合決勝が行われ、日本は合計163・280点の5位で、1964年大会以来のメダル獲得はならなかった。 ロシア・オリンピック委員会(ROC…
三内丸山遺跡など「縄文遺跡群」、世界遺産に
北海道と北東北の17遺跡の登録を決定、国内で25件目 日本最大級の縄文集落跡で知られる三内丸山遺跡(青森市)など17の遺跡で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)について、国連教育科学…
「うれしい」「信じられない」喜びに沸く関係者
世界遺産に決定、青森市ではPV、千歳市ではくす玉割り 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が決まった27日、対象の遺跡を抱える北海道や青森県などでは、関係者が喜びに沸いた。 青森市のホールに設けられたパブ…
ベネチア映画祭、湯浅政明監督「犬王」が選出
能楽師を描く長編アニメ映画、「オリゾンティ部門」に 9月にイタリアで開催される第78回ベネチア国際映画祭で、日本の湯浅政明監督の長編アニメ映画「犬王(いぬおう)」が、斬新な作品を対象とする「オリゾンティ部門」に選出され…
関西空港、万博をにらみデータベースを導入
情報を一元化するAODBを国内初導入、待ち時間が短縮 関西空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)の山谷佳之社長はこのほどインタビューに応じ、空港や航空会社、出入国管理局などの情報を一元化する「空港運用データベー…
新選組隊士ら慰霊で法要、近藤勇の胸像前で
ゆかりの京都・壬生寺で、池田屋事件にちなみ7月に開催 幕末に京都の治安維持を担った新選組ゆかりの壬生寺(京都市中京区)で、新選組や隊士らを供養する慰霊供養祭が営まれた。 祇園祭の時期に起きた池田屋事件にちなみ、例年7…
水谷・伊藤組、中国の牙城を崩して日本初の快挙
「今までの全てのリベンジができた」「最後まで楽しかった」 満面の笑みで水谷と伊藤が抱き合った。日本男子の第一人者と女子の世界トップクラスに成長した20歳のコンビがついに中国の牙城を崩し、日本卓球界に五輪初の金メダルをも…
柔道73キロ級の大野将平が連覇、柔道で7人目
「集中・執念・我慢」、追い詰められて本領を発揮 自ら予想していた通り、連覇はたやすくなかった。男子73キロ級の大野は「リオデジャネイロ五輪後の苦しくてつらい日々を凝縮したような、そんな一日の戦いだった」。 今年6月の…
「最強」が見詰めた弱さ、稽古で我慢を貫く
弱点を消す地道な積み重ねで、大野将平が再び金メダル 柔道創始国の日本で、2大会以上連続の五輪制覇を達成したのは、過去に男女各3人しかいなかった。男子73キロ級の大野は「各国の選手は死に物狂いでくる。言葉以上に2連覇の難…
西矢椛が平然と金、日本史上最年少13歳で獲得
2回連続して失敗し焦るが、大技を決めて「すっきり」 物おじしない13歳が新競技のスケートボードで歴史に名を刻んだ。西矢は予選を終えた時点で、「いつもの大会と全然変わらない」とさらり。無邪気な笑みを浮かべて高度なトリック…
13歳西矢選手、「楽しく笑顔で」目標に初代王者
兄の影響で始めたスケボー、あっという間にトップクラスに 新競技の初代チャンピオンに輝いたのは、あどけなさが残る13歳だった。日本史上最年少メダリストとなったスケートボード女子ストリートの西矢椛選手=ムラサキスポーツ=。…
体操男子団体、わずか0.103差で連覇ならず
橋本が新エースにふさわしい働きで中国を逆転、パリは金を 体操日本の主役を託された橋本ら若者が、しっかりと伝統を受け継いだ。平均年齢21・5歳のメンバー4人全員が初出場で臨んだ団体総合。これまで日本を支えてきたエース内村…
体操団体の萱和磨主将、栄光の片隅で固めた決意
リオでは悔しい代表補欠、「失敗しない男」へ飛躍の糧に 2016年リオデジャネイロ五輪の体操男子団体決勝は、会場の片隅から金メダルの歓喜に沸く日本代表の姿をじっと見詰めた。萱和磨選手(24)=セントラルスポーツ=が、東京…
メダルを射抜いた武藤弘樹、勝利の瞬間に涙
アーチェリー男子団体で銅、ほぼ中心を射抜き劇的な幕切れ 日本がメダルを手にするには、10点かつ相手より中心に近い位置を射る必要があった。「やるしかない」。後がない状況で3番手武藤が放った矢はほぼ中心へ。銅メダル。劇的な…