卓球の張本智和、敗れて淡々「力負けだと思う」
欧州の成長株相手に4回戦敗退、団体戦では表彰台目指す
男子シングルスの頂点を目指した張本の戦いは道半ばで終わった。初めての五輪は4回戦敗退。スロベニアのヨルギッチに及ばず「力負けだと思う。相手のプレーに自分が対応できなかった」。涙を見せず現実を受け入れた。
相手の力が想像以上だった。男子の倉嶋監督も以前から警戒していたという欧州の成長株。強烈なバックハンドは張本も得意とするが、それを上回っており、序盤から手を焼いた。台上プレーに持ち込んだり、フォアハンド側に強い球を送ったりしようと工夫はした。しかし、バックハンドサービスにも苦しめられ、成功しなかった。「自分がもっといいプレーをしない限り、格下の選手でも勝つのは難しい」と淡々と振り返った。
これでシングルスは終わったが、まだ団体戦が残っている。悔しさを胸にしまい込み、五輪の表彰台を目指す。