「最高に格好いい」サーフィン愛好者ら喜び爆発
五十嵐選手が銀、都築選手が銅、競技の人気拡大に期待
新競技のサーフィンで男子の五十嵐カノア選手(23)が銀メダル、女子の都築有夢路選手(20)が銅メダルを獲得した。「最高に格好いい」。愛好者らは27日、喜びを爆発させ、サーフィンの人気拡大につながることを期待した。
東日本大震災で被害を受けた宮城県亘理町で、サーフショップを再建した残間祥夫さん(61)は「準決勝がすごかった。感動です」と五十嵐選手の戦いぶりに興奮。「メダルを取れば注目され、業界も盛り上がる」と話し、「(地元の)荒浜の海は結構にぎわっている。これから五輪効果があるかも」と期待した。
「最高に格好よかった」と五十嵐選手を絶賛するのは、千葉県九十九里町でサーフショップを経営する小川泰江さん(69)。「まだ若い。きっと次は金メダルを取ってくれる」とさらなる活躍を願い、都筑選手についても「迫力満点。日本人であれだけできるのはすごい」と感心した。
都築選手を小学生の頃から知るという藤沢市サーフィン協会(神奈川県)副理事長の子田敏晶さん(56)は「おめでとうという気持ちの半面、ずっと身近にいた子が3位なんて不思議な感覚だ」と驚きを隠さなかった。