上昇気流 rss

週明け昨日の朝起きが辛(つら)かった人も…

 週明け昨日の朝起きが辛(つら)かった人も少なくなかろう。日本時間の昨日未明、サッカーのW杯ロシア大会グループリーグH組の日本が、体格に優れた難敵セネガルに2度先行されながらも怯(ひる)まず攻め続けて追い付いた。  結果…

続き

振り袖の販売・レンタル業「はれのひ」…

 振り袖の販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)=破産=の元社長、篠崎洋一郎容疑者(55)が詐欺容疑で逮捕された。新成人を対象に新規契約を取り続けていたが、今年の成人の日を前に営業を突然取りやめたため、成人式に晴れ着を着…

続き

「桑の実の落ちてにじみぬ石の上」(佐藤漾人)…

 「桑の実の落ちてにじみぬ石の上」(佐藤漾人)。子供の頃、母方の実家へよく遊びに行った。庭にはキュウリやナス、カボチャ、白菜、ネギなどの野菜と少しばかりの花が植えられ、その向こうの畑は一面、桑の木だった。  その頃は、な…

続き

昨年1年間の全国の山岳遭難者数は3111人、…

 昨年1年間の全国の山岳遭難者数は3111人、死者・行方不明者は計354人に上り、いずれも過去最多を更新。遭難者の約半数は60歳以上だった。高齢者登山ブームの中、頭の痛い問題だ▼日本人の健康寿命が延び、高齢でも登山ができ…

続き

「私みたいな何の権力もない個人」と人気…

 「私みたいな何の権力もない個人」と人気女性作家が書いていた。だが「何の権力もない個人」なぞいない。赤ちゃんでも泣くことで権力を行使する。特に人気の高い作家である以上「作品を書いてほしい」と思っている編集者はたくさんいる…

続き

民泊という言葉に初めて出会ったのは、韓国を…

 民泊という言葉に初めて出会ったのは、韓国を旅行していた時である。23年前のことになる。1人でバスを乗り継いで旅館に泊まり、ソウルから慶州、大田と歴史の舞台を訪ねて歩いた。  大田でバスを下車し、タクシーに乗り換えて向か…

続き

大阪府北部を襲った震度6弱の地震。鉄道は…

 大阪府北部を襲った震度6弱の地震。鉄道はほぼ平常通り回復したが、ガス停止などが続いている。直下型の地震が大都市で起きた場合の影響の大きさを思い知らされる。  今度の地震で改めて危険が指摘されているのが、ブロック塀だ。亡…

続き

週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、…

 週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、青い。」が始まる少し前に突然、アラームが鳴り、画面は大地震を警告する「緊急地震警報」に切り替わった。関西、四国、中国などに警戒呼び掛けがあり、南海トラフ巨大地震の恐怖がよぎった。 …

続き

福島第2原発の全号機について東京電力…

 福島第2原発の全号機について東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長が廃炉を表明した。稼働可能な原発は減り続ける見通しで「重要なベースロード電源」とする政府のエネルギー基本計画達成に赤信号がともった。  経済産…

続き

「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)…

 「雨雲に山々うごく田植かな」(大橋櫻坡子)。地方都市に住んでいた時には、郊外に行けば水を張った水田に稲の苗が整然と並んでいるのをよく見掛けた。だが、田植えの光景を見たことはほとんどない。  東京に住み始めてからは、ます…

続き

幕末から明治にかけて日本に滞在した英国人…

 幕末から明治にかけて日本に滞在した英国人外交官アーネスト・サトウの回想録『一外交官の見た明治維新』(坂田精一訳)は、維新史を語る上で欠かせない一冊。西郷隆盛や井上馨らとも親しく交わったサトウの回想は、政治外交の機微をう…

続き

学生時代、過失傷害事件の目撃者になった…

 学生時代、過失傷害事件の目撃者になったことがある。被害者は外国人だった。数日後、アルバイト先に刑事がやって来て、警察署で調書を作ることになった。  生まれて初めての取調室で、刑事にいろいろ聞かれるまま、ウソを交えずに証…

続き

1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は半島…

 1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は半島全土を戦場と化し、3年後に国連軍と中朝連合軍との間で休戦協定が結ばれたが、まだ終わったわけではない。3世代にもわたって続いている。  この戦争がいかに苛烈であったか、38年も…

続き

米朝首脳会談の共同声明では、完全非核化…

 米朝首脳会談の共同声明では、完全非核化・体制保証が謳(うた)われたものの「完全、検証可能かつ不可逆的な廃棄(CVID)」の文言は消え、非核化に向けた具体的なプロセスへの言及はなかった。トランプ米大統領は「素晴らしい」を…

続き

かつて卓球が「日本のお家芸」と呼ばれた…

 かつて卓球が「日本のお家芸」と呼ばれた時代があった。丸形ラケットによるカット守備スタイルの欧州卓球に対し、ペンホルダーラケットで前陣のスマッシュ、中陣のドライブ、ループと威力ある多彩な攻撃でラリーを制してきた。  19…

続き

「これよりの梅雨の憂き日の一日目」(稲畑汀子)。…

 「これよりの梅雨の憂き日の一日目」(稲畑汀子)。気象庁が6日、近畿、東海、関東甲信地方の梅雨入りを発表した。といっても「梅雨入りしたとみられる」という曖昧な表現。  だらだらとした印象の梅雨にはぴったりだ。確かに梅雨入…

続き

75歳以上のドライバーの認知症対策が強化…

 75歳以上のドライバーの認知症対策が強化された改正道路交通法の施行から約1年。この間、全国で約210万人が検査を受け、約5万7000人が「認知症の恐れ」と判定された。さらに医師の診断を受け免許取り消しとなったのは183…

続き

1903年の全米でのアメリカンフットボール…

 1903年の全米でのアメリカンフットボール(大学)による死者数は44人との驚くべき記述に出会った(鈴木透著『スポーツ国家アメリカ』中公新書)。  相手の中心選手に対して集団でタックルし、試合に出ることができないようにす…

続き

日本の山で登山者が多くなるのは7月下旬から…

 日本の山で登山者が多くなるのは7月下旬から8月中旬だが、尾瀬では6月に集中する。ミズバショウの開花する季節だからだ。これに合わせて先月24日、福島県側の檜枝岐村で山開きが行われた。  雪解けは例年よりも1週間以上早く、…

続き

通勤途中、生け垣に卯の花の咲いているのを…

 通勤途中、生け垣に卯の花の咲いているのを見つけた。<卯の花の匂う垣根に、時鳥(ほととぎす)早も来なきて>で始まる「夏は来ぬ」の歌詞が浮かんできた。  佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲で、明治29(1896)年に「新編教育…

続き

当初予定通り12日にシンガポールで行うこと…

 当初予定通り12日にシンガポールで行うことが発表された史上初の米朝首脳会談。トランプ米大統領が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の側近、金英哲党副委員長に「制裁は解除しないが、(非核化に)時間をかけて構わない」と語ったこ…

続き

最近とみに利用分野が広がってきたドローン…

 最近とみに利用分野が広がってきたドローン(小型無人機)は、鳥のように飛び空撮できる一方、その運行は気象条件に大きく影響される。  日本気象協会などは、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)にある世界最大級の降雨施設で、ド…

続き

「紫陽花の色の揃はぬ盛りかな」(真鍋蟻十)…

 「紫陽花の色の揃はぬ盛りかな」(真鍋蟻十)。この時期の花と言えばアジサイがすぐに思い浮かぶ。最近は道を歩いていても、アジサイが咲き誇っているのを見掛けることが多い。色合いも、青緑からピンクや薄くグラデーションになってい…

続き