株価の乱高下で中国当局の露骨な市場介入をそろって批判する各紙
◆景気実態に日経警告
中国経済が怪しくなってきた――。最近の中国株式市場の株価の動きは、その兆候の一つとみていいだろう。
中国の代表的な指標である上海総合指数は、昨年後半から急ピッチで値を上げ、今年6月半ばには、前年の約2・5倍の水準になったが、その後は急落に転じ、この3週間でピークから3割も下落。
つれて、東京市場も先週後半から平均株価が2万円を割り込むなど、ギリシャ問題に加えて中国株式の動きが市場の不安要因に加わった形である。9日以降は中国当局の介入などで同指数は反発しているが、不安が完全に拭えているわけではない。
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