核兵器用フロッピー廃止 米空軍


1970年代から使用

 米軍は17日、核兵器発射に関する情報のやり取りに使用してきた8インチ・フロッピーディスクを廃止した。1970年代から使用されている技術で、「安全性が高い」(ジェーソン・ロッシ空軍中佐)システムとして、長年使用されてきた。

 ITニュースサイト「c4isrnet」によると、このディスクを使ったコンピューターは戦略自動指揮管制システム(SACCS)と呼ばれ、有事には核ミサイル発射の大統領令を受け取るためにも使われる。インターネットが開発される以前の技術であるため、ハッキングは不可能と考えられている。

 ロッシ中佐は「IPアドレスを持たないものはハッキングできない。非常にユニークで、古く、優秀だ」とその安全性を強調している。

 空軍は2016年にシステムを更新し、古い保存方法を廃止することを明らかにしていたが、空軍科学諮問委員会のワーナー・ダーム議長は、「敵がその兵器をコントロールできないようにし、必要な時に想定された能力を発揮できるようにしておかなければならない」と述べ、新システムによって核戦力が危険にさらされる可能性を指摘している。

(ワシントン・タイムズ特約)