[地球だより]
北朝鮮を脅せ?
地球だより ソウル駐在期間中、北朝鮮の地に足を踏み入れたことが2度だけある。金剛山観光と開城観光に参加した時だ。陸路、軍事境界線を越え、しばらく行くと目に入ってきた光景にわが目を疑ったのを覚えている。樹木がない山、古び…
フランスで健康食ブーム
地球だより フランスでの健康への関心は強まる一方のようだ。パリの自然食品店に足を運ぶ人々は年々増え続け、今では普通のスーパーでも有機野菜や、化学調味料を使用しない加工食品などを扱うコーナーが拡大する一方だ。 ワインの名…
フィリピンのハイヤー配車アプリ
地球だより フィリピンの陸運許認可規制委員会(LTFRB)はこのほど、スマートフォンを使ったハイヤー配車サービス「ウーバー」を利用している車両を営業許可を持たない違法タクシーとして取り締まる方針を示した。 既にLTF…
最良の夫婦関係は退職後
地球だより 男女カップルの関係(結婚と同棲関係の両方を含む)に関する興味ある世論調査結果が最近発表された。それによると、「いつが最良の関係の時か」との問いに対して、「退職後」と答えた人が20%で最も多く、以下「関係が始…
インドで初となるサッカーリーグ開幕
地球だより クリケットが圧倒的な人気を誇るインドで、初となるプロサッカーリーグ「インディアン・スーパーリーグ」が10月初旬、開幕した。国中の原っぱでクリケットに興じている少年ばかりのインドで、サッカー旋風が起きるのかど…
ガザ復興支援は慎重に
地球だより パレスチナ自治区ガザ地区の復興について話し合う「ガザ復興会議」が、エジプトの首都カイロで開催され、各国から54億㌦(約5800億円)の拠出が表明された。日本は2000万㌦(約22億円)の追加支援を表明した。 …
金正恩第1書記の報じ方
地球だより 先月の公演観覧を最後に動静が途絶えていた北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記が、40日の空白を経てついに公の場に姿を見せた。党機関紙・労働新聞は1面で、新たに建設された「衛星科学者向け住宅地区」を「現地指導」…
フランスの農家から信仰も消える?
地球だより フランス西部マイエンヌで代々農業を営んできたレナゼ家が存亡の危機にさらされている。今、農場を仕切っているアンドレさんは73歳、本人はあと5年で引退と決めている。ところが息子は80㌔離れた町のレンヌでエンジニ…
渋滞都市ジャカルタ
地球だより 東南アジアの交通渋滞はかつて世界最悪と言われたタイの首都バンコクが有名だったが、今ではベトナムのホーチミンシティーやミャンマーのヤンゴン、それにインドネシアのジャカルタも相当、ひどい状況になっている。 と…
北欧は老人天国か?
地球だより 高齢者(60歳以上)にとって最も住みやすい国のランク付け表がこのほど発表された。英サザンプトン大学の研究者らが、世界96カ国を対象に所得保障、健康状態、雇用と教育水準、社会的な安全性と自由行動、の4分野での…
違反もみ消し疑惑で炎上
地球だより ある女性モデルのフェイスブックが大きな反響を呼び、警察幹部を巻き込むスキャンダルに発展している。 その投稿というのは、車の運転中に交通違反で捕まったが、警察幹部にもらった名刺を見せて違反をもみ消したという…
あと5分で着くから
地球だより ロシア人の友人や知人と待ち合わせをする。必ずといっていいほど時間通りには来ない。時間が過ぎた後に電話をくれるケースもあるが、定番のセリフは「あと5分で着くから」である。 でも彼らが、5分でやってきた試しは…
「日米韓」火種に?
地球だより 先日、懇意にしている韓国人記者とちょっとした舌戦を交わした。こちらの顔を見るなり「日本が拉致問題で対北朝鮮制裁を緩和したせいで韓美日(美=米国)の連携にひびが入った」と彼。これを聞き筆者は「韓国こそ朴槿恵大…
マレーシア人約40人が「イスラム国」へ
地球だより イラクやシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が勢力を急速に拡大させる中、マレーシア人約40人が現地で同組織に属して活動していることが分かった。 その40人の中には、国内治安法(ISA)に基づき…
ブラジル大統領選挙で涙を誘ったシルバ候補
地球だより 南米の大国ブラジルで来月5日に大統領選挙が実施されるが、女性候補2人がデッドヒートを繰り広げている。 両候補とも異色の経歴だ。現職ルセフ大統領は、ブラジルの軍政時代に反政府活動を行い、軍部によって拷問を受…
スコットランド独立住民投票の教訓
地球だより スコットランド独立の住民投票は独立反対派勝利の結果に終わったが、今後の国家の在り方に対する重要な教訓を投げ掛けた。賛成派、反対派が公明正大にキャンペーン活動し、84・6%という高投票率で住民の意思が明確に表…
バンコクに吹く一陣の風
地球だより タイの首都バンコクでは、スクーンビット通りなど繁華街なのに、ペンペン草が生えている空地が目立つ。隣には高層ビルが建っている所もあるにもかかわらずだ。 しかも、5年、10年たってもそのままというケースが少な…
カイロに響く篠笛の音
地球だより カラオケも居酒屋もなく、サッカー以外のスポーツはほとんどなく、酷暑が長期に続く夏でも泳ぐ習慣さえ皆無に近いアラブ・イスラム諸国。体育、音楽、絵画、料理などの、いわゆる情操教育的な授業はない。大学にもサークル…
北朝鮮の国旗はご法度!
地球だより 今週から韓国・仁川で始まるアジア大会に参加する北朝鮮の国旗「人共旗(朝鮮民主主義人民共和国国旗の略)」が、ちょっとした議論の的になっている。ある競技場前の道路に他国の国旗と並んで掲揚されていた人共旗が、これ…
フランスで増える聖戦主義戦闘員
地球だより 11日付の仏日刊紙リベラシオンは、フランスでは現在、約950人のフランス人がシリアの反政府運動に関与し、約350人がシリアやイラクで戦闘に加わっており、150人が移動中、180人が帰国し、220人が出国待機…
まるで犯罪集団
地球だより これまでもフィリピン警察の腐敗はよく知られていたが、このところ特に悪質なケースが相次ぎ、もはや犯罪集団の様相を呈している。 今月初めに首都圏の幹線道路で、銃を持った男たちが1台の乗用車を取り囲み、乗ってい…
米国で人気の農産物青空市
地球だより 米首都ワシントン郊外の自宅近くの教会駐車場で毎週土曜日に開かれている「ファーマーズ・マーケット(FM)」をのぞいてみた。FMとは、近隣の農家が野菜や果物などを直売する青空市のことで、健康志向や食の安全意識の…
「歌う革命」と米大統領
地球だより オバマ米大統領は英ウェールズでの北大西洋条約機構(NATO)サミット出席直前にエストニアを訪問した。タリン市内で米大統領として初めて公開スピーチを行ったが、「この夏のソング・フェスティバルを見逃したのは実に…