[地球だより] rss

ルールは守って-イスラエルから

地球だより  コロナ禍の規制緩和が進むイスラエルでは、レストランやパブ、カフェも開店し、待ってましたと言わんばかりに人々が押し寄せにぎわっている。しかし、マスクを着けた客はほとんどおらず、ソーシャルディスタンスはどこへ行…

続き

めぐみさんの義母の思い出-韓国から

地球だより  こちらでは結婚した両家の親同士を「サドン」と呼ぶ。一昔前までは年齢に関係なく嫁の親が婿の親に気を遣うのが普通だったが、最近は友達同士のように親しくなって、一緒に旅行に行くことも珍しくなくなった。  ただ、そ…

続き

少しホッとする外出の光景-米国から

地球だより  米国で外出制限の緩和が進む中、徐々に外出する人が増えてきている。  筆者の住むバージニア州北部は、経済活動再開の第1段階に入った。小売店は入場制限した上で開店できるほか、飲食店は屋外席で客にサービスを提供し…

続き

国民は都市封鎖を支持-イタリアから

地球だより  6月に入り、新型コロナウイルス感染がピークアウトしたことを受け、欧州では3月中旬から施行してきた規制を緩和し、国境制限も段階的に解除する国が増えてきた。一時期、欧州最大の感染地だったイタリア北部ロンバルディ…

続き

腕自慢の伸びーるアイス-トルコから

地球だより  トルコ最大の都市であるイスタンブールは、暑くなってきたこの時期、そこら中にドンドルマ売りが道にあふれる。しかも売り子は男性ばかりで、ますます暑さが増してくる。  このドンドルマとはトルコ風アイスのこと。公園…

続き

シングルマザーの奮闘-韓国から

地球だより  40年くらい前、韓国の地方にある小学校での出来事だ。教室で児童たちの筆箱がなくなる“事件”が起こり、先生が女子児童の目の前に立ち、いきなり犯人扱いした。  理由は「お父さんがいない子だから」。女子児童は10…

続き

路地裏パワー、運河の早舟

地球だより  バンコクは繁華街やビジネス街の表通りの活気は半端じゃないが、路地裏も結構、にぎわっている。それは駅前といえどもシャッター街が続き、子供が路地裏で遊ぶこともまれになった日本とは好対照をなす。  その路地裏では…

続き

暖冬一変、記録的大雪に

地球だより  ワシントン、ニューヨークを含む米国東部は今年、異例の暖冬だった。例年なら12月には初雪が降るのに、それもなかった。年末年始にかけて近所にある何本もの桜が咲いた。それも一部でなく満開に近い咲き方だ。このまま雪…

続き

成熟した関係を象徴

地球だより  天皇皇后両陛下が26日にフィリピンを訪問された。本来なら国賓は副大統領が出迎えるが、今回はアキノ大統領が自ら出迎えた。これは昨年にフィリピンを訪問したローマ法王に匹敵する最大級の歓迎ぶりと言える。  言うま…

続き

目減りする「母親資本」

地球だより  経済の後退感が否めない新年のロシア。欧米の経済制裁が続き、原油価格の下落も止まらない。原油輸出から得られる税収を基盤としたロシアの準備基金も、いよいよ枯渇するのとの予測もある。  昨年ロシア政府は準備基金を…

続き

永遠の敵はいない?

地球だより  韓国に数ある博物館の中でソウルの「戦争記念館」は見応えがある。韓国動乱(1950~53年)にまつわる展示物の多さは圧巻で、戦争勃発の歴史的背景に始まり戦況の変化や休戦協定をめぐる攻防、当時の庶民の生活に至る…

続き

中華プラグマティズム

地球だより  台北のビジネス街を歩く女性を見て、なるほどと思うことがあった。  ハイヒール履きのOLは皆無に等しく、履いていてもローヒール。ほとんどはスニーカーか、平底の革靴だ。  しかも度派手な赤や黄色といった色でもな…

続き

パラグアイ川船上の環境論議

地球だより  パラグアイ北東部(アルトパラグアイ県)では、恐ろしいほどの勢いで森林破壊が進んでいる。極僻地にまで開発の手を伸ばす人間の飽くなき欲望をまざまざと見せつけられた。  一方で、先住民をはじめとする多くの住民は、…

続き

ディーゼル車の将来

地球だより  ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン社が、同社のディーゼル車の排ガス規制の検査に不正なソフトを使っていた問題は、世界中に大きな衝撃を与えた。とにかくドイツといえば、高い技術力と何事にも生真面目に取…

続き

日本の特産物お取り寄せ

地球だより  伊勢丹シンガポール店は通販サイトで、日本の農水産などの特産物をシンガポールの消費者に届ける「お取り寄せ」サービスを始めた。日本の名品第1弾として白羽の矢が立ったのは、福岡県産のイチゴ「あまおう」だ。  ヤマ…

続き

イスラム女性の苦悩

地球だより  イスラム過激派によるテロが世界化し、イスラム教徒に対する裁きの目が険しくなっていることもあってか、イスラム教徒の若い女性の間に、イスラム教の教えが、本当に正しいのか否かと、疑問を持つ人々が増えているようだ。…

続き

「北朝鮮」ではメシ食えず

地球だより  北朝鮮を震源とする人工地震が感知されたその時、筆者はたまたま韓国の北朝鮮専門家の事務所に来ていた。話をしていると彼の携帯電話にひっきりなしにニュース速報のSMS(ショートメッセージ)が入ってきた。北の国営テ…

続き

警官給与上げて治安改善?

地球だより  5月に行われるフィリピン大統領選を前に、候補者たちはさまざまな公約を発表し、有権者の支持を集めようと必死になっている。中でもとりわけ注目を集めているのが、現ダバオ市長のドゥテルテ氏が掲げる公約だ。  同氏は…

続き

進む「脱キリスト教化」

地球だより  米ニューヨーク州に人口約3万人のベスレヘムという町がある。そう、イエス・キリストの生誕地から付けられた町名だ。ところが、同町は昨年末のホリデーシーズンに「メリークリスマス」の横断幕を中心街の交差点に掲げるこ…

続き

欧州の居住外国人

地球だより  欧州統計局が昨年12月公表した統計によると、欧州国民の93・3%は自国民で、2・8%が他の欧州連合(EU)諸国からであり、3・9%がEU外の住民という。統計を見る限りでは、通称外国人と呼ばれる分類の住民の数…

続き

昆虫食堂

地球だより  ハノイ法律大学の学生トンさんが、最近ハノイ市のダイラー通りに開いた昆虫食堂への人気が高い。食堂は午後4時頃に開店し、午後10時頃に閉店する夜のみの営業だが、1晩の売上高は数百万ドン(数万円)に上るという。学…

続き

ロシア流 年末年始の過ごし方

地球だより  ロシアのクリスマスは1月7日。この日が、ロシア正教でつかうユリウス暦の12月25日なのだ。しかし、ロシアでも1月1日は新暦で祝うため、クリスマスは正月の後に来ることになる。もっとも、ソ連崩壊後は欧米の文化が…

続き

産経記事めぐる左右連帯

地球だより  記事で朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)の裁判は結局、検察の控訴断念で一審無罪が確定し一件落着した。韓国にとってはさぞ、ばつの悪い結末だっただろうが、産…

続き