“朝日応援団”の視点、固執する「国家=悪」論
国民と対立するものとして描く
いわゆる「吉田証言」「吉田調書」に関する朝日新聞の誤報問題で、同社の木村伊量社長が謝罪会見を行ってから、もうすぐ2カ月になる。月刊誌の11月号には、10月号に続いて朝日問題をテーマにした論考が並ぶが、朝日の誤報、そして誤報を生んだ朝日の体質に対する批判については小紙の「メディア・ウォッチ」やこの欄でも取り上げてきたので、ここでは逆に、朝日の誤報に対する保守派の論調を「朝日バッシング」と表現しながら、誤報よりもそれを批判する側を問題視する論考を取り上げてみたい。
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