国際 rss

評論家 石平氏  1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。日本国籍取得。

墓穴を掘った習近平政権

評論家 石平氏  習近平政権は愚行を犯した。誰から見ても一番、損するのは中国自身だ。その意味では中国は墓穴を掘ったことになる。  これから外国資本の逃避が始まり、資金調達の国際金融センターを失うことになる。  中国は海南…

続き

香港国家安全法 危うい中国の統制強化

 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の常務委員会が香港統制を強める「香港国家安全維持法」(国安法)を可決、成立させ、香港政府が施行した。  「一国二制度の堅持」や「高度自治方針」を謳(うた)っているが、国家分裂…

続き

トランプ米大統領再選への道

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 経済V字回復なら可能性 郵便投票の可否も結果を左右  米大統領選挙まで5カ月を切ったが、トランプ大統領の支持率がとうとう4割を切り、トランプ陣営では、悪夢が実現す…

続き

アメリカン・インタレスト(YAサイト)

注目集める「YA論文」 、日本はトランプ再選支持?

対中強硬路線を評価  日本政府当局者が米外交誌に匿名で寄稿した英語論文が、日米関係の専門家らの間で注目を集めている。トランプ大統領の外交政策には不満があるものの、中国に対決姿勢を取っている点で、オバマ前政権よりはるかに好…

続き

銅像破壊で民主党の「暴徒支配」を批判するトランプ氏 Trump will point to desecration of statues in campaign against Democrat ‘mob rule’

 トランプ米大統領と共和党の支持者たちは、野党民主党が「暴徒支配」を容認しているというイメージづくりの選挙戦略として、記念碑や銅像を守ることに躍起になっている。全米各地の都市で起きている無法、犯罪の問題が、黒人有権者と民…

続き

ビル・ガーツ

中国 極超音速ミサイルに電磁パルス兵器搭載か

 中国は、広範囲のあらゆる電子機器を破壊可能な電磁パルス兵器(EMP)の開発を進めており、新型の極超音速ミサイルに搭載される可能性がある。米議会諮問機関「国家・国土安全保障に関するEMPタスクフォース」の報告で明らかにな…

続き

ドイツ、米兵削減は2国間だけの問題でない German official: U.S. must coordinate on reductions

 ドイツ国防相は24日、ドイツ駐留米軍の削減は、北大西洋条約機構(NATO)全体の問題であり、2カ国間だけの問題ではないと主張した。  トランプ米大統領は、ドイツの国防予算が少ないことに以前から不満を表明しており、すでに…

続き

オーストラリアのモリソン首相(EPA時事)

豪で大規模サイバー攻撃

 オーストラリアと中国の関係が悪化している。豪州は4月、新型コロナウイルスの発生源調査を世界に呼び掛けた。これに中国は猛反発、豪州産農産物輸入や自国民の豪州旅行を制限する露骨な「制裁措置」に踏み切った。  一方、豪州は中…

続き

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏

火事場泥棒的手法変えぬ中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 香港強圧、印と国境紛争 非難談話でなく具体的制裁を  中国の火事場泥棒的な手法は変わらない。むしろ中国の特有の性格であると言っても過言ではない。今回、世界中が中国・武漢発祥…

続き

ニューヨーク・タイムズ本社(早川俊行撮影)

隠された政治目標 白人に贖罪意識植え付け

1776 vs 1619 黒人差別めぐる米国の「歴史戦」(5)  米国は奴隷制維持のために建国されたと断罪するニューヨーク・タイムズ紙(NYT)の「1619プロジェクト」は、もはやジャーナリズムではなく、政治的主張との批…

続き

中国人民解放軍(Wikipediaより)

新START 中国の参加なければ時代遅れ

 米国とロシアはウィーンで核軍縮に関する高官協議を行い、来年2月に期限切れとなる新戦略兵器削減条約(新START)延長などを議論したが、招待した中国は参加しなかった。軍拡を続ける中国が加わらず、米露だけ相互検証可能な条約…

続き

日系人が築き上げた「信用」-ブラジルから

地球だより  知人にブラジルに移住して20年になる日本人夫婦がいる。こちらに来た当初、親しい知人や親族がいないため、すべてが分からないことばかりで多くの障害にぶつかったという。  まず最初の壁が住む場所を探すことだった。…

続き

南冥曺植の子孫

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  南冥曺植は退渓李滉(退渓は号)は同い年だ。燕山君7年、1501年に曺植は晋州三嘉縣で、李滉は安東禮安で生まれた。「みなみ」の意を表す南と、「くらい」の意を表す冥。泥沼と化した政治を…

続き

韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」が22日夜に飛ばしたビラ散布用の大型風船に取り付けられた金正恩朝鮮労働党委員長らを批判する写真(同団体提供・時事)

北の多面的な意図に翻弄される韓国

韓国紙セゲイルボ 現政府を選んだ国民は「哀れ」  北朝鮮が大韓民国を弄んでいる。連日、超強硬対南誹謗(ひぼう)と挑発を行ってきたが、結局、開城の南北共同連絡事務所を爆破した。口実は脱北者団体の対北ビラ散布だが、これは言い…

続き

対談:岩崎デジタルメディア編集長(左)、上田編集委員(右)

【対談】どう見る朝鮮半島急転

北 文政権への不満爆発  最近、北朝鮮は韓国への強硬姿勢を際立たせ、かつての南北融和ムードは吹き飛んでしまった。北朝鮮の思惑は何か。韓国の文在寅政権はこれにどう対するのか。本紙で朝鮮半島問題を担当する上田勇実編集委員と岩…

続き

朝鮮戦争70年 現在も続く北の武力挑発

 1950年6月25日の朝鮮戦争勃発から70年になる。戦争は北朝鮮が韓国に武力侵攻して始まり、米国をはじめとする国連軍と中国軍が参戦して3年余りの死闘の末、休戦協定が結ばれて現在に至る。この70年間、北朝鮮は韓国に武力侵…

続き

5月28日、米ニューヨークでの抗議デモで白人警官と対立する黒人女性(UPI)

抗議デモの過激化 逆に黒人社会を苦しめる

1776 vs 1619 黒人差別めぐる米国の「歴史戦」(4)  米ミネソタ州ミネアポリスで発生した白人警官による黒人男性暴行死事件をきっかけに、全米で激しい抗議デモが巻き起こった。デモを主導する「ブラック・ライブズ・マ…

続き

2月14日、ワシントン市内で「1776」プロジェクトを発表する黒人活動家ロバート・ウッドソン氏(中央)(記者会見動画より)

黒人からも批判 若者の未来奪う危険思想

1776 vs 1619 黒人差別めぐる米国の「歴史戦」(3)  米国の黒人活動家ロバート・ウッドソン氏は、1981年に非営利団体「ウッドソンセンター」を設立し、貧困や犯罪など黒人社会が直面する課題に長年取り組んできた。…

続き

米国の情報機関の改革が必要な訳 Why America’s intelligence agencies need reformation

 米国の情報コミュニティーに関して、ハリウッドの描写だけで判断すれば、米国には、素晴らしい、最高級のハッカー、スパイ、秘書やさまざまなキーボード戦士の集団がいて、クリックするだけで敵のデジタル機器に全部、すぐに侵入したり…

続き

「世界社会主義者ウェブサイト」のインタビューに応えるゴードン・ウッド・ブラウン大学名誉教授(同サイトの動画より)

正反対の史実 独立が奴隷廃止運動生む

1776 vs 1619 黒人差別めぐる米国の「歴史戦」(2)  米国に黒人奴隷が初めて到着した1619年を建国の年と見なすニューヨーク・タイムズ紙(NYT)の「1619プロジェクト」には、批判が相次いでいるが、反発して…

続き

ニコル・ハナジョーンズ氏(同氏ホームページより)

「奴隷制が米国の原点」

1776 vs 1619 黒人差別めぐる米国の「歴史戦」(1)  米国で黒人男性の暴行死を受けて抗議デモが広がったが、背景にあるのは「米国は差別国家」という認識の広がりだ。米国民が国家への不信感を強める大きな要因として指…

続き

日本大学名誉教授-小林-宏晨氏

ドイツにとっての5月8日とは

日本大学名誉教授 小林 宏晨 記念日か、国民の祝祭日か 「解放の日」と宣言した大統領  ドイツでは2020年の現在においても5月8日を終戦記念日に止めおくか、あるいは国民の祝祭日とすべきかについて争いがある。あるいはこの…

続き

5日、ホワイトハウスで会見するトランプ米大統領(UPI)

経済復活に賭けるトランプ氏

米大統領選 コロナ禍での本格再開(上) 感染対応、人種問題で逆風  11月の米大統領選で再選を目指す共和党のトランプ大統領(74)は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中断していた選挙集会を再開し、民主党のバイデン…

続き