社会
男子サッカー、日本は銅に届かず完敗の終戦
因縁の相手メキシコに1-3で敗れ、9年前の悪夢再び 試合終了の笛とともにピッチに崩れ落ちた。日本が唯一、銅メダルを獲得した1968年メキシコ大会の3位決定戦と同じメキシコとの顔合わせ。森保監督は「皆さんに喜んでもらえる…
女子ゴルフの稲見萌寧、3位に浮上メダル圏内へ
「ずっと楽しい状態」、安定のティーショットに手応え 重圧を感じる選手が多いであろう五輪の舞台を、稲見は楽しんでいる。着実に三つ伸ばし、3位に浮上。「あしたも変わらず楽しんで、少しでもスコアを伸ばせたらいい」。気負うこと…
女子やり投げの北口榛花選手、57年ぶり決勝進出
「泣き虫娘」が規格外の成長、夢は世界記録の更新 陸上女子やり投げで日本勢57年ぶりの決勝進出を果たした北口榛花選手(23)=JAL=。競技を始めた高校時代、うれしいときも悔しいときもよく泣いた。その成長曲線は規格外。決…
レスリングの乙黒拓斗、世界王者ラシドフに雪辱
1年延期でレベルを上げた攻守、成果を実感し決勝へ 勝った瞬間、乙黒拓は右腕を振り上げた。準決勝で世界王者のラシドフを3-2で破り、銀メダル以上が確定。「3試合、集中して戦えた」。言葉に自信がみなぎっていた。 ラシドフ…
レスリングの須崎優衣、初の五輪でも死角なし
がぶり返しにアンクルホールドで連続得点、無失点で決勝へ 死角は見当たらない。須崎が1回戦から3試合連続でテクニカルフォール勝ち。いずれも無失点で決勝に進み、「強い気持ちでいけました」。初の五輪でも物おじせず、頼もしい勝…
空手男子組手の西村拳、「残り0秒」の悲劇
「気の緩みがあった」、逃げ切りを図るも1-3の逆転負け 西村の目の前にあったメダルが、するりと逃げていった。 引き分けでも銅以上が確定する1次リーグ最終戦。1-0で逃げ切りを図り、場外へ逃れようとした瞬間に上段蹴りを…
男子400mリレー、日本はバトンリレーに失敗
完走できずに終わる、女子1500mは田中希実が8位入賞 陸上は6日、男子400メートルリレー決勝が行われ、日本(多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴)は第1走者の多田から第2走者の山県へバトンが渡らず、完走できずに終…
広島市長が平和宣言、核廃絶を「市民の総意」に
76回目の広島原爆の日、平和祈念式典に751人が参列 広島は6日、76回目の原爆の日を迎えた。広島市中区の平和記念公園では市主催の平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族、菅義偉首相ら751人が参列。松井一実市長は平和宣言で…
仙台七夕まつりが2年ぶりに規模を縮小して開幕
飾りの数を減らして高くつるすなど、感染防止に配慮 東北三大祭りの一つ「仙台七夕まつり」が6日、2年ぶりに開幕した。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたが、今年は飾りの数を減らし、手の届かない高さにつるすなど、感染…
スケートボードの13歳西矢「皆さまのおかげ」
地元の大阪・松原の沢井市長を表敬訪問、金メダルを報告 東京五輪のスケートボード女子ストリートで優勝し、日本選手最年少の13歳で五輪金メダリストとなった西矢椛(ムラサキスポーツ)が6日、自身が住む大阪府松原市の沢井宏文市…
夏スイーツやアクセサリーなどで台湾を満喫
東京・白金台のイベント会場「MuSuBu」で10日まで開催 台湾観光局は、東京五輪で台湾に注目が集まっている時期に合わせ、台湾を満喫できるイベント「来て観て食べて台遊館」(後援=台北駐日経済文化代表処)を、東京・白金台…
漫画家のサトウサンペイさんが死去、91歳
誤嚥性肺炎のため、「フジ三太郎」など4コマ作品で有名に 「フジ三太郎」などサラリーマンの日常を描いた4コマ作品で知られる漫画家のサトウサンペイ(本名佐藤幸一=さとう・ゆきかず)さんが7月31日午前11時30分、誤嚥(ご…
川井梨紗子、日本女子3人目の五輪連覇を達成
姉妹で金メダルも実現、重圧を乗り越え特別なメダルに 試合を終えた川井梨紗子は、澄み切った表情でマットにお辞儀した。客席にいた妹の友香子に、柔らかな笑顔を向ける。「リオの時と比べると、重みがある。特別だなと思います」。若…
日本は中国に力負け、想像以上に遠い頂点
卓球女子団体、第1ゲームを奪うも一気に中国の流れに 金メダルまでの距離は想像以上だった。卓球の日本女子は中国に0-3で完敗。石川、平野、伊藤の3人は何とかしようと試みたが、相手がはるかに上だった。伊藤は混合ダブルス、シ…
選手生命の危機、母の決意「やめてもいいよ」
卓球団体で銀の平野美宇選手、3年半前に大スランプに 卓球女子団体で2大会ぶりの銀メダルに貢献した平野美宇選手(21)=日本生命=。3年半前、夢を失いかけ、選手生命の危機に直面した。ラケットを手に取るだけで涙がこぼれ落ち…
空手・形の清水希容選手、0.18点の僅差での銀
迷いを払拭し完遂、微妙に乱れ宿敵のサンチェスに惜敗 「赤の勝ち」。青色の帯を締めた清水は、審判の声を聞くと静かに一礼した。0・18点の僅差で宿敵サンチェスに惜敗。「やっぱり金がよかった」。日本空手界初のメダルでも銀では…
苦しんだ「女王」、空手女子形・清水希容選手
充足の銀メダル、高校時代の試練の日々が成長の転機に 空手女子形で銀メダルを獲得した清水希容選手(27)=ミキハウス=は、試練が続いた高校時代の恩師の言葉を胸に、五輪の重圧と向き合ってきた。目指したのは「世界中の観客と一…
陸上男子20キロ競歩、池田向希が銀メダル
異例の暑さをプラスに、マネジャーからメダルに到達 競歩で世界屈指の強豪国となった日本が、これまで五輪の表彰台に届かなかった男子20キロ。23歳の池田がその扉をこじ開け、銀メダルをつかんだ。「メダルを一つの目標にずっ…
20km競歩世界王者の山西利和、満足感乏しい銅
追う、追わないの判断が中途半端に、レース運びを反省 世界王者として迎えた初の五輪。日本の競歩で初の金メダルが視界に入っていただけに、表彰台確保だけでは物足りなかった。銅メダルの山西は「自分の納得いくもの、満足いくもので…
ボクシングの田中亮明、愚直に前進し清々しく銅
強豪を次々に破り屈指のダークホースに、「最高の景色」 男子フライ級準決勝で、田中は0-5の完敗だった。だが、「負けたけど、自分との戦いには勝った。気分は悪くない」。晴れ晴れとした表情だった。 作戦などない。ただ自分ら…
田中亮明、世界王者の弟とお互いに切磋琢磨
恒成選手にアドバイスを求めスタイル転換、兄弟の絆で銅 プロで王者になった弟とは別の道を歩み、五輪の舞台で銅メダルを獲得したボクシング男子フライ級の田中亮明選手(27)=岐阜・中京高教=。メダルに向けたスタイル転換の手本…
水泳銀の本多灯選手、仲間に欠かさず伝言
「笑顔を忘れるな!」、気遣いを忘れないムードメーカー 「つらいことがあっても、忘れてはならないのは『笑顔』です」。東京五輪で競泳陣が予想外の苦戦を強いられる中、男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した本多灯選手…
陸上男子リレー、「安全バトン」で関門を突破
予選を8番目のタイムで突破、決勝では攻めのレースへ リスクを減らした「安全バトン」(山県)で、第一関門を突破した。男子400メートルリレーで日本は1組3着に入って予選通過。リオデジャネイロ五輪で2位と躍進して以来、金メ…