男子400mリレー、日本はバトンリレーに失敗
完走できずに終わる、女子1500mは田中希実が8位入賞
陸上は6日、男子400メートルリレー決勝が行われ、日本(多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴)は第1走者の多田から第2走者の山県へバトンが渡らず、完走できずに終わり、銀メダルだった前回2016年リオデジャネイロ五輪に続くメダルはならなかった。イタリアが37秒50で初の金メダル。
女子1500メートル決勝では、田中希実(豊田自動織機TC)が3分59秒95で8位に入賞した。日本女子のトラック種目での入賞は、5000メートルと1万メートルで3人が8位以内に入った1996年アトランタ大会以来25年ぶり。1500メートルでは初めて。
競歩の男子50キロでは、川野将虎(旭化成)が3時間51分56秒で6位に入ったのが日本勢の最高だった。この種目で日本勢の入賞は4大会連続。勝木隼人(自衛隊)は30位、丸尾知司(愛知製鋼)は32位。女子20キロは藤井菜々子(エディオン)の13位が日本勢最高で、岡田久美子(ビックカメラ)は15位、河添香織(自衛隊)は40位だった。
女子やり投げ決勝の北口榛花(JAL)は55メートル42で12位。男子1600メートルリレー予選で日本は96年に樹立された日本記録に並ぶ3分0秒76をマークしたが、2組5着で決勝進出を逃した。
多田修平 バトンミスをしてしまって、ちょっと原因は分からない。また見直して改善していけたらいいなと思う。
山県亮太 目標を達成するために攻めのバトンをみんなで話し合ってやっていこうと。勝負にいった結果だと思う。
桐生祥秀 リレーでも個人でも世界と離されているということを受け止めて、変えていかないといけない。サポートしてくれたいろんな方々に感謝したい。
田中希実 4分を2回切れたのはすごく価値のあることだと思うので、次につなげていきたい。将来的に4分を切りたいと思っていたが、こんなに早く切ると思っていなかった。五輪という舞台が大きかったと思う。