ワシントン・タイムズ特約
米特殊部隊 対中露へと任務をシフト
サイバー戦能力も強化へ 米国防総省は、2001年同時多発テロ後のテロ組織との戦いから、中露のような敵対する大国へと任務の焦点を移しており、それとともに米軍特殊部隊の任務にも変化が起きている。それに伴って米軍特殊作戦軍(…
イランがアルカイダと連携
米は武力行使を検討 イランは国際テロ組織アルカイダの幹部らをかくまい、中東全域に戦闘員、資金、武器を供給している。政府当局者がワシントン・タイムズに明らかにした。米国を敵視してきたイランとアルカイダの関係は、複雑で不明…
米不法移民2007年以降最多に
薬物密輸に悪用も 米南西部で国境を越える不法移民が急増している。2019年度(18年10月~19年9月)の不法移民の数は、ブッシュ(子)政権下で大規模な国境の壁建設が始まった2007年以降で最多となる見込みだ。国土安全…
米海軍、目標「355隻」見直しか
無人艦の必要性指摘も 米海軍が一昨年末提案した艦艇「355隻体制」は、世界の海で圧倒的な優位を取り戻すことを目指す米海軍で金科玉条のように見られてきた。しかし、海軍幹部の間で、この「目標」に対する疑問の声が上がり始め、…
知的財産盗む中国に対処
ボルトン米大統領補佐官単独インタビュー 2回目の米朝首脳会談が月内に開催されるとみられ、中国との貿易交渉も間もなく期限を迎える。米ワシントンのホワイトハウスで、安全保障問題などでトランプ米大統領を支えるボルトン大統領補…
米、北に資金供与提示か
来月首脳再会談 核放棄の進展要求へ トランプ米政権は、来月実施される予定の2回目の米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に核放棄への具体的な措置を取らせるための「経済措置」を提示する用意をひそかに進めていること…
コンゴ エボラ封じ込めで住民の不信感が障害に
隣国への拡大懸念 アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)東部で流行しているエボラ出血熱は当初の勢いを失っているものの、感染地域は南へと移動し、隣国ルワンダへの拡大が懸念されている。政情不安に伴う治安の悪化や住民の政府への不信…
中国が台湾武力統一実行も 米国防省報告書
宇宙、サイバー戦開発にも警鐘 米国防総省の国防情報局(DIA)は15日、報告書「中国の軍事力」を公表した。中国が「国威発揚」の一環として軍の近代化を進め、米国と同盟国との軍事力の差が急速に縮まっていると強調、軍事的優位…
米海軍、北極海で「航行の自由」実施へ
米海軍は、南シナ海で実施している「航行の自由」作戦を北極海でも実施しようとしている。近年の氷解によって航路が開かれるとともに、海底資源の探索が可能になるため、ロシアなどが海域での支配力強化をもくろみ、覇権争いが起きる可…
露、極超音速ミサイルを試射
米との兵器開発競争に拍車 ロシアのプーチン大統領は26日、核搭載極超音速ミサイルを間もなく配備すると発表した。既存のミサイル防衛網では迎撃できず、激化する米国とのハイテク兵器開発競争にさらに拍車が掛かる可能性がある。 …
イスラエル、中国企業に港の運営委託
米政府が見直し求める イスラエルの地中海岸ハイファ港の運営を中国政府系企業に委託する合意について米政府が懸念を抱き、見直しを求めていることが明らかになった。米海軍は、東地中海でイスラエルと定期的に合同演習を行い、ハイフ…
米、アフリカの兵力削減へ
テロ組織と中露、両方の対応を迫られる 米国防総省が先月、アフリカの対テロ作戦を10%削減する方針を明らかにしたが、一方でロシアと中国はアフリカでの影響力拡大に精力的に取り組んでいる。この決定によって、アフリカに残された…
Xマスプレゼント、ひと昔前のシンプルな玩具を
米小児科医協会が提言 「想像力を豊かにし健全な成長に大切」 米小児科医協会が発表した報告書によると、子供の成長のためにはクリスマスプレゼントはひと昔前のシンプルな玩具に戻った方がいいという。同報告書は「想像力を豊かにし…
米海軍、ロシア極東沖で「航行の自由作戦」
米海軍は5日、横須賀基地に配備されている太平洋艦隊のイージス駆逐艦「マッキャンベル」が、ロシア極東の日本海に面するピョートル大帝湾付近で「航行の自由作戦」を実施したことを明らかにした。海域でのロシア軍の活動を牽制(けん…
エイズ免疫持たせた女児誕生―中国
遺伝子操作に非難噴出 中国の研究者が、遺伝子組み換え技術「ゲノム編集」で、エイズウイルス(HIV)に対する免疫を持たせた赤ちゃんを世界で初めて誕生させたと発表した。専門家からは、安全性や倫理面での問題などの指摘が相次ぎ…
“家族で食卓”健康に好影響
カナダ調査報告 感謝祭の連休を家族と過ごしストレスを溜(た)め込んでいる向きもあるかもしれない。しかし21日に米医療協会ジャーナルに発表されたカナダの調査報告によると、機能不全に陥った家族でも、食卓を囲むことにより、よ…
米、新政権下で銃販売減少
「トランプ・スランプ」続く トランプ政権発足後、銃器の販売が減少、調査会社によると10月の販売数は過去7年間で最低を記録した。 アナリストらによると、低迷の主要要因は、トランプ政権発足後、銃規制強化の可能性がなくなり…
米シンクタンク、テロとの戦いで警鐘
柔軟な戦略必要 米ワシントンの保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)は、米国はアルカイダや「イスラム国」(IS)などの過激派組織との戦いで勝利しているが、世界各地に深く根を下ろした聖戦運動…
中国紙が日米印豪の「4カ国同盟」を非難
中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」(電子版)は15日付の社説で、米、インド、日本、オーストラリアの4カ国が、アジアでの経済的、軍事的影響力の拡大を狙う中国に対抗するために新たに築こうとしている同盟関係について「…
サイバー攻撃で北が資金を調達
中国、ロシア、イランからのサイバー攻撃が米政府・企業にとって脅威となる一方で、元情報高官、民間の専門家らは、北朝鮮は資金力がないため、サイバー攻撃で「最も創造力に富んでいる」と指摘した。 サイバーセキュリティー企業、…
仏大統領が「欧州軍」創設呼び掛け
ロシアの脅威に対抗 フランスのマクロン大統領が、ロシアの脅威に対抗するための「欧州軍」の創設の必要性を訴えたことが波紋を呼んでいる。欧州を独自の軍で防衛する必要性を強調したものだが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国で…
イラン制裁再開も効果は限定的
米専門家ら指摘 米政権は5日、イランへの「史上最強」の経済制裁を開始したが、イランは過去にも原油禁輸などの制裁を受けたものの、巧妙に切り抜けており、専門家からは、その効果にすでに疑問の声が出ている。 制裁は、5月のイ…
米、「肥満」で約194兆円損失
米ミルケン研究所(カリフォルニア州)が先月末に発表した「米国の肥満危機―過体重の医療と経済への直接的影響」と題した報告書によると、米国民は肥満と過体重のために2016年の1年間で4807億ドル(約54兆円)の出費を強い…