韓国紙セゲイルボを読む rss

対決民主主義から合意民主主義への転換図れ

韓国紙セゲイルボ  国会での朴槿恵(パククネ)大統領弾劾以後、憲法裁判所は決定を最大限操り上げなければならない。今回の事件は関連疑惑が多く、しかも、朴大統領が疑惑内容の相当部分を認めていないので、事実関係で激しい攻防が予…

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血涙を流すとは

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  『血の涙』。1906年に、文筆家の李人稙が自ら主幹を務める日刊新聞「萬歳報」に連載した、国内最初の新小説の表題だ。  清日戦争(日清戦争のこと)の混乱期に両親と別れた少女が、さまざ…

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国益極大化に乗り出す中国

韓国紙セゲイルボ 混沌の韓国に光照らすデモを  大統領権限代行体制で運営される韓国の外交は一歩も前進できない現実に直面している。米国の政権交代期に北朝鮮の追加挑発の可能性が大きくなっているが、韓国は核心当事者にもかかわら…

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内憂外患危機の韓国安保戦線に異常なし?

韓国紙セゲイルボ  韓国が直面している国政混乱と米国の政権交代期の状況を北朝鮮が軍事的挑発のチャンスと誤認する可能性がかつてなく高い。  歴史的に北朝鮮は米国の政権交代の時ごとに予想できない核実験や長距離ミサイル発射で新…

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“鮮明性”競争の逸脱

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  『思美人曲』を書いた歌辞文学の大家、松江(ソンガン)・鄭澈(チョンチョル)(松江は号)。政治的には“鮮明性”を強調した西人の領袖だった。宣祖(朝鮮王朝14代の王)の即位後に官職生活…

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現代の魔女狩りと「ディアスポラ」

韓国紙セゲイルボ 合理的に未来を切り開けるか  最近、韓国社会で頻繁にメディアに登場する言葉がある。「魔女狩り」と「ディアスポラ」だ。二つともユダヤ・キリスト教文化から出た不吉な単語である。  魔女狩りは15世紀前後、中…

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中国の韓流規制は危機とともに良い機会だ

韓国紙セゲイルボ  最近、中国内の韓流コンテンツ放送に対する規制と禁止が公式に施行されたという便りが聞こえてきた。「限韓令」(禁韓令)である。  数年前から中国は単純に韓流コンテンツの消費市場に留まらずに、直接コンテンツ…

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龍山公園への期待

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  龍山(ヨンサン)は周辺の山の形が龍に似ているといって付けられた地名だ。昔から名勝地で、ソウルの中心部につながる道の要所として戦略的な要衝地だった。  13世紀に高麗に侵入した蒙古軍…

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韓流の足引っ張る国政マヒ

韓国紙セゲイルボ ダイナミックコリア蘇るか  25日、東京の韓国文化院では「コリア・メディア・アソシエーション・ジャパン」(KMAJ)発足式が開かれた。日本で韓流を中心に活動している主要メディアと企画会社などが結集したネ…

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韓米FTAの行方

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2006年に交渉を開始し6年後に発効した韓米自由貿易協定(FTA)は孝行息子の役割を果たした。盧武鉉大統領の先見の明によって始まり、李明博大統領が大変な批判を浴びながらも実現させた…

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疎通しない朴大統領、疎通する安倍首相

韓国紙セゲイルボ  安倍晋三首相は朝、閣議を終えて執務室を出れば、入り口で待っている記者らの質問攻めに遭う。軽いインタビューでほぼ毎日行われる。また国家の重要な方針や懸案を説明するために記者会見や演説を月に何度も行う。加…

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韓国次期政権、核武装推進の見方

韓国紙セゲイルボ 米外交専門誌予測、日本も同調  朴槿恵大統領が崔順実ゲートで任期を満たせない可能性もあり、韓国の次期政府はドナルド・トランプ米次期政府の不確実性により、独自の核武装を推進する可能性があると米外交専門誌フ…

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“トランプ時代”の安保戦略に備えよ

韓国紙セゲイルボ  米大統領選でのトランプ勝利は、対外的には「米国優先主義」基調となり、国際的介入・役割を縮小する可能性が心配される。トランプは海外軍事介入縮小、同盟および友邦の防衛分担拡大、世界警察の役割の代わりに米国…

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朴槿恵の義理

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  その時はまだ本当の意味をくみ取ることができなかった。孔子が強調した「無信不立」(信なくば立たず)という故事のことだ。  国家を立てるのに必要な要素は何かという弟子の問いに対し、孔子…

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セゲイルボ、鄭允会関連文書を全面公開

韓国紙セゲイルボ 「序列1位崔、2位鄭、3位朴」  セゲイルボは2014年11月、「鄭允会(チョンユンフェ)文書」報道で、影の実力者の国政介入疑惑を提起したが、大統領府と検察はその実態糾明ではなく、文書流出だけを問題にし…

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北東アジア多者間安保協力が失敗した理由

韓国紙セゲイルボ  北東アジアで多者間信頼構築の機会の入り口が閉じられ、激烈な軍備拡張競争時代に突入して10年余りになる。こうなった理由は北東アジア各国の指導者が安保問題を定期的に討議できる対話の場を制度化できなかったた…

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「権不五年」でも過分

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  昔の人たちは「権不十年花無十日紅」だと言った。十年続く権勢はなく、十日間紅(あか)い花はないという意味だ。  1960年の4・19革命で権力の座から退いた李承晩大統領は権不十年の象…

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19年ぶりの亡国のデジャブ

韓国紙セゲイルボ 国政遂行能力疑われる大統領  金泳三(キムヨンサム)元大統領の評価は低い。金融実名制、民主化運動、一心会廃止…、やったことは多いが、それでもなぜ評価は低いのだろうか。国を滅したからだ。  1997年1月…

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“崔順実国政介入”疑惑、潘基文氏支持率に直撃

韓国紙セゲイルボ  “崔順実(チェスンシル)国政介入”疑惑で潘基文(パンギムン)国連事務総長の大統領選挙支持率が急落し、文在寅(ムンジェイン)共に民主党前代表に逆転されたという調査結果が出て注目されている。  これまで潘…

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イカが獲れない

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  『古い約束は自然にイカの墨になるので/心は誰もが(故郷で食べた)ヤマノカミとジュンサイ(が恋しくて官職を捨て帰郷した晋の官吏、張翰の清貧さ)を考えないだろうか』。朝鮮後期の実学者、…

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軍事情報包括保護協定交渉再開へ

韓国紙セゲイルボ 突然の発表に動向見守る日本  27日、東京で韓米日外交次官協議が開かれ、北朝鮮の核・ミサイル脅威に共同で対応することが話し合われた。同日、韓国では韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結交渉を4年ぶ…

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大統領選走者の文在寅と北核リーダーシップ

韓国紙セゲイルボ  宋旻淳(ソンミンスン)元外相の回顧録が政界を揺らしている。盧武鉉(ノムヒョン)政府が国連北朝鮮人権決議案について「事前に北朝鮮と協議した」という記述が真実攻防になっているからだ。  文在寅(ムンジェイ…

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“脱北者3万人時代”に備えよ

韓国紙セゲイルボ 逆説的な統一時代到来を暗示  北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)が2011年に執権して以後、しばらく停滞していた北朝鮮住民の離脱が今年に入って増加傾向に転じ、“脱北者3万人時代”が目前に迫っている。  最…

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