川瀬裕也
尖閣・与那国も紛争地に
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(2) 前統合幕僚長 河野克俊氏(下) 台湾有事に米軍はどのように介入するか。 米軍が台湾を助けるオペレーションを行うのであれば、中国に既成事実を作らせる前に迅速に介入しなければ…
併合の野望強める習主席 軍事・政治両面から侵攻模索
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(1) 台湾海峡情勢が緊迫化している。中国が台湾に侵攻する「台湾有事」はもはや、「起きるかどうか」ではなく「いつ、どのように起きるか」を想定しなければならない段階に入った。考えら…
自衛隊の「宇宙作戦隊」が訓練の様子を公開
人工衛星の接近状況など解析、「能力強化に取り組む」 航空自衛隊は30日、「令和3年度自衛隊統合演習(実働演習)」の一環として府中基地(東京都府中市)を拠点とする自衛隊の宇宙領域専門部隊「宇宙作戦隊」の訓練の様子を報道陣…
外交安保 毅然とした対中姿勢貫けるか
《第2次岸田内閣の政策課題(中)》 強大な経済・軍事力を背景に覇権拡大を続ける中国とどう向き合うか――。日本が直面する、この最大の外交安保課題に対し、岸田文雄首相は衆院選後のわずかな期間ではあるが、三つの行動で基本…
【静岡5区】保守分裂に割り込む野党
’21衆院選 注目区を行く(4) 「無所属というハンデを背負ったとしても、自衛隊の存在を認めない共産党と連携し、野党として選挙を戦うことは私にはどうしてもできなかった」 公示後初の週末となる22日、小雨の降る中、J…
外交頼みの河野氏に懸念 台湾と連携重視の高市氏
自民総裁選 焦点政策を検証(2) 【対中・安保政策】 日本をとりまく安全保障環境は緊張を高めている。沖縄県・尖閣諸島沖では今年2月に「武器の使用」が認められた中国海警局の公船が恒常的に接続水域にとどまり、領海侵入を繰り…
コロナ禍の人とペットの共生
ペット通し「心」見直す ジャパンペット総合スクール理事長 勝俣 和悦氏に聞く コロナ禍での外出自粛の影響で、犬や猫などのペットを飼う世帯が増えている。一方で、世話が大変などの理由で飼育放棄されるペットの数も同時に増えて…
前進するか「日韓トンネル計画」、韓国・新釜山市長が選挙公約に
NEWSクローズ・アップ 韓国・ソウルと釜山両市長選挙は共に野党候補が圧勝した。来年の大統領選を占う意味で日韓関係に影響を与えるとして日本でも注目を集めたが、釜山市長選では、特に日本に関わるテーマが話題となった。当選し…
尖閣沖接続水域に中国海警4隻
第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は2日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に中国海警局の「海警」4隻がとどまっていると発表した。 4隻は、砲らしきものを搭載した「海警2201」と、「海警1103」「海警1…
日米豪印で中国に対抗を 4カ国識者インタビュー(上)
連携枠組みの制度化急げ 軍事・経済両面で強大化する中国が国際秩序を脅かす中、「クアッド」と呼ばれる日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国の役割が2021年も一段と重要になることは間違いない。世界日報はこうした情勢を…
中国海警船 330日以上も不当航行
国境警報 今年まとめ 尖閣沖 領海侵入24回、悪質な追尾事件も増加 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の接続水域に中国海警局の「海警」船が恒常的に侵入しているが、今年1月1日から12月30日までで、計333日確認された。これは、…
対中国 戦略的対応貫けるか
菅義偉首相は、「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」「積極的平和主義」を掲げた安倍外交の継承を明言し、茂木敏充外相を再任。就任会見では真っ先に「機能する日米同盟を基軸とした政策を展開」すると強調し、安倍晋三政権でより強固に…
新設「宇宙作戦隊」その任務、不審衛星や宇宙ゴミ監視
NEWSクローズ・アップ 防衛省は今年度、「宇宙作戦隊」を新設する。従来の陸海空を越えた新領域、宇宙でどのような任務に当たるのか、専門家はどう見ているか、宇宙空間の現状を踏まえ関係者に取材した。 (社会部・川瀬裕也) …
朝鮮戦争秘話 知られざる日本掃海隊の貢献
自衛隊による戦後初めての国際貢献として、ペルシャ湾への掃海艇派遣(平成3〈1991〉年4~11月)が知られている。しかしその約40年前、朝鮮戦争が勃発した昭和25(1950)年の10月、GHQ(連合国軍総司令部)占領下…
店頭に日本のビールがずらり 「不買運動」話題の韓国
韓国内で日本製品の不買運動が激化しており、連日テレビや新聞で騒がれている。しかし、市街を散策すると人々の日常はごく普通だった。17日、ソウル・蚕室(チャムシル)にあるロッテの大型ショッピングセンターを訪れた際、ロッテマ…
シンポジウム「スポーツと道徳を考える」
「心に物差し」を持って目標と目的を見誤らない指導を 近年スポーツ界での不祥事が相次いでいる。日大アメフット選手による悪質タックル事件、女子体操や女子レスリングの体罰・パワハラ問題などだ。このような問題がなぜ起こってしま…