日米同盟と集団的自衛権、ヘーゲル米国防相が行使容認を支持
編集局 2014/4/11 青山昌史の目 [会員向け]
自民党内に「限定容認論」広がる
ヘーゲル米国防長官は、9日の中国の習近平国家主席との会談で、米中両国が「新しいタイプの軍事関係」の構築を目指し、軍事交流を推進することでは一致したが、東シナ海や南シナ海をめぐり日本やフィリピンなどとの緊張緩和を求める米国と、米国の関与を嫌う中国との隔たりは一向に縮まらなかった。ヘーゲル長官は沖縄尖閣諸島をめぐる日本との対立など、軍事力を背景に強圧的態度を取らないよう中国に求めたが、米国による封じ込めを警戒する中国は、尖閣を含む核心的利益については一切譲歩しないと表明。中国と具体的争点で一致点を見いだすことは難しくなった。
具体像で思惑相違
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