「米国民代表し、心から感謝」


天皇陛下御退位でトランプ大統領

 天皇陛下の御退位を前に米ホワイトハウスは29日、トランプ大統領による声明を発表し、「米国民を代表し、天皇皇后両陛下に心からの感謝の気持ちを表明する」と述べるとともに、「新しい時代にも米国の偉大な同盟国である日本とのパートナーシップと協力の伝統を続けることを楽しみにしている」と期待感を示した。

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天皇陛下はトランプ米大統領と会見された=2017年11月6日、皇居・御所(代表撮影)

 声明でトランプ氏は「平成が終わりに近づき、新たな世代が即位を迎えるにあたり、米国が日本と緊密な関係を築く大きな重要性を認識したい」と強調。天皇陛下が冷戦終結から現在に至るまで5人の米大統領と面会したと紹介し、「日米の2国間関係は、当時の世界的な課題を乗り越えるのに極めて重要だった」と振り返った。

 また、2017年にメラニア夫人とともに訪日し、両陛下と面会したことについて、「光栄に思っている」と振り返った。トランプ氏は令和に改元後、初の国賓として5月下旬に来日し、皇太子殿下が即位後、初めて会見される外国首脳となる見込みだ。

(ワシントン 山崎洋介)