ブラジル 大統領が「バイク集会」


マスクなし交流に批判も

 ブラジルのボルソナロ大統領は9日、首都ブラジリアで支持者らと共に「母の日」を記念する大規模なバイク集会を開いた。9日はブラジルの「母の日」だった。

支持者らと共にブラジリア市内を走るボルソナロ大統領(先頭中央)(同大統領のフェイスブックから)

支持者らと共にブラジリア市内を走るボルソナロ大統領(先頭中央)(同大統領のフェイスブックから)

 オートバイ好きで知られるボルソナロ大統領は、護衛官が乗るバイクに囲まれながら大統領府を出発、支持者らが乗る数百台のバイクを従え、首都ブラジリア市内を1時間近く走った。ボルソナロ氏の愛車はホンダのクロスオーバータイプ「NC750」、これまでにも警護官と共にブラジリア市内を走っている姿が報じられている。

 現在、ボルソナロ氏は、新型コロナウイルスへの対応をめぐり、上院による調査委員会(CPI)の追及を受けている。ブラジルの新型コロナによる死者は、米国に次ぐ世界2位で、感染拡大「第2波」は今も続いている。

 ボルソナロ氏はこの日、支持者らを前にして、「われわれは昨年、誰もが予想しなかった新型コロナの流行により大変な1年を過ごした」「われわれは勝利に向かっている。軍があなた方を家に閉じ込めることはしないので安心してほしい」などと発言した上で、ロックダウンを導入している地方自治体とその首長らを批判した。経済優先派のボルソナロ氏は、全国規模のロックダウンの導入には頑迷に反対している。

 一方、ボルソナロ氏は、バイクを降りた後に支持者らと交流したが、マスクを着用しておらず、支持者の多くもマスクを着用していなかったことから、「不適切」と批判する声も上がっている。

(サンパウロ 綾村悟)