下院「十数人」が選挙結果に異議


共和党議員が主張

 モー・ブルックス米下院議員は28日、「十数人の」下院共和党議員が、大統領選の選挙人を集計する来年1月6日の上下両院合同会議で、開票結果への異議に賛同する可能性があると指摘した。

 ブルックス氏は、FOXニュースのトーク番組「FOX・アンド・フレンズ」で、大統領選で「重大な不正と選挙違反」の「圧倒的」で「決定的な」証拠があると主張、「私と同様の結論に至っている下院議員が十数人いる」とした上で、「ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア、ジョージア、アリゾナ、ネバダ各州の選挙人選出結果への異議を提出する」意向を表明した。

 ブルックス氏は、この動きに上院議員が加わるかどうかを明らかにしていない。この異議が審議されるには、少なくとも1人の上院議員からの支持が必要になる。

 上院の有力共和党議員らは賛同しないよう議員らに警告した。

 共和党のアダム・キンジンガー下院議員は、注目と資金を集めるための「ペテン」とこの取り組みを非難しており、これに対しブルックス氏は、「職務を果たさず、困難な決定を回避する共和党議員がいることは実に嘆かわしい」と反発した。

 トランプ大統領は支持者らに対し、来年1月6日にワシントンに集結するよう呼び掛けている。

 12月14日に実施された選挙人投票では、306対232人でバイデン前副大統領の勝利を支持する結果が出ている。

(ワシントン・タイムズ特約)