故マラドーナ氏、紙幣に登場か アルゼンチン
南米アルゼンチンのノルマ・デュランゴ上院議員が、11月25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏の肖像を、同国の1000ペソ紙幣に用いる法案を提出していたことが分かった。アルゼンチンのスポーツ紙「オーレ」が7日付で報じた。
デザインは、片面にマラドーナ氏の肖像を使い、もう片面にはサッカー・ワールドカップ(W杯)1986年大会の準々決勝イングランド戦で見せた「神の手」ゴールや伝説の「5人抜き」など有名なゴールシーンの使用が想定されているという。
ただ、「神の手」シーンは、ゴールキーパーとの競り合いに手を使ったとみられる場面で、反則を連想させることもあり、採用には問題となる可能性が高い。
法案は来年初めの国会で審議され、早ければ来年中にも新紙幣として登場することになるという。現行の1000ペソ紙幣には、国鳥の「オルネロ」が描かれている。
(サンパウロ 綾村悟)