米国、コロナワクチン年内にも実用化 トランプ政権、官僚主義を打破
山崎洋介 2020/12/10 写真|北米・中南米 [会員向け]
米製薬大手ファイザーと米バイオ企業モデルナは先月、開発中の新型コロナワクチンについて、期待を大きく上回る90%以上の有効率を示したと相次いで発表した。これは、米国内で第3波による感染拡大に歯止めがかからない中、終息への希望をもたらすニュースとなった。
両社のワクチンは、遺伝子情報を細胞に伝達する「メッセンジャーRNA(mRNA)」という画期的な新技術を用いた。今回の成果は主に両社の企業努力によるものだが、2021年1月までに安全で効果的なワクチンの提供を目指すトランプ政権の「ワープスピード作戦」が果たした役割も無視できない。
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