アマゾン熱帯雨林 失われる温暖化抑制機能


アマゾン熱帯雨林

火災と乱開発で崩壊進む

 昨年、大規模な森林火災とそれによる森林消失が世界の関心を集めたアマゾン熱帯雨林だが、近年、懸念されているのが、熱帯雨林崩壊の「転換点」が近づいていることだ。森林消失が一定の量を超えると、アマゾン熱帯雨林が自己再生能力を失い、森林崩壊とこの地域の気候変動に不可逆的な変化をもたらすというものだ。

 その転換点は、熱帯雨林の20~25%が消失することで起こり得るとの試算が出ており、この数十年間の開発などにより、すでに17%の森林が失われているとの観測結果もある。


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