イランのウラン濃縮めぐる脅迫戦術


アラグチ外務次官(右)

核保有への懐疑深まる

 イランは7月1日、低濃縮ウラン貯蔵量が核合意で定められた上限を超過したと発表、7日には、3・67%以下と規定されたウラン濃縮度の上限を無視して4・5%まで引き上げ、核合意破りの第1弾、第2弾を断行した。さらにイランのアラグチ外務次官は7日、欧州からの経済支援が不十分な場合、60日ごとに新たな核合意履行停止措置を取ると警告した。イランによる核合意の形骸化と核兵器開発への懸念が増大している。(カイロ・鈴木眞吉)

シーア派革命体質を維持


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