イラン核合意順守せず IAEA査察、濃縮ウラン貯蔵量が上限超


イランのサレヒ原子力庁長官(左)と記者会見に臨む国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長=8月25日、テヘラン(AFP時事)

 国際原子力機関(IAEA)は9月4日、イランの核物質が保管されている疑いがある2施設のうち一つを査察、イランの低濃縮ウラン貯蔵量が、2015年のイラン核合意で定められた上限の10倍を超えたと発表した。トランプ米政権が18年にイラン核合意から離脱し制裁を再開して以降、イランは対抗措置として核合意の義務違反を続けている。(エルサレム・森田貴裕)


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