フランスを襲うテロの教訓
加瀬 みき 2015/1/27 Viewpoint|欧州 [会員向け]
差別無視した世俗主義
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき
フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」およびユダヤ系の食品スーパーを狙った大胆で残忍なテロ事件は、フランスばかりでなく他の欧州諸国やアメリカそしてイスラム諸国にも大きな衝撃をもたらした。欧州国内のイスラム系若者の過激化は欧州連合(EU)内の反移民運動の増幅と並行し近年大きな問題であるが、今回のテロは歴史や社会問題から目をそむけ続けることがいかに深刻な社会のゆがみや治安問題を生むかも浮き彫りにした。
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