フィリピンのドゥテルテ政権、共産勢力との和平に期待


ドゥテルテ氏

依然続くNPAによる襲撃

 ドゥテルテ氏はダバオ市長時代から、フィリピン共産党の軍人部門である新人民軍(NPA)に捕虜として拘束された警官や兵士の解放に尽力するなど、共産勢力に太いパイプを持っていることで知られていた。ドゥテルテ氏は、共産党の指導者であるシソン氏と大学時代に、生徒と教授という関係で交流があり、共産勢力に一定の理解を示している。新政権ではフィリピン共産党に近い人物2人を閣僚を迎える人事を発表し、その「左寄り」が注目を集めている。


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