比大統領選でドゥテルテ氏当確


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犯罪撲滅へ「豪腕」を期待

 フィリピン国民が大統領に求めることは、過去の政変や革命が物語るように、現状の改善であり変化である。これは大半の国民が貧困層に属し、満足できる収入を得るには家族と離れて海外就労を選ぶしかないなど、現状の社会に不満を持っている人々が多い証しでもある。アキノ政権は過去にない経済成長を成し遂げ、政情も安定し高い支持率を維持し続けた。しかし、経済格差は拡大するばかりで庶民の生活は大きく改善されず、物価高や都市部の渋滞問題など、新たな改革を望む声は常にあった。


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