貴重な文化財を守った台南市長 羽鳥 又男
編集局 2021/5/08 写真|アジア・オセアニア [会員向け]
生誕100年を記念し胸像が贈られ、赤嵌楼に置かれている
「台湾の京都」こと台南市の代表的な史跡といえば、1652年にオランダ人によって築城された「赤嵌楼(せきかんろう)」が挙げられよう。原名は「プロヴィンティア」と称し、その後、鄭成功が台湾を占拠すると「東都承天府」に改名され、台湾全島の最高行政府となった。赤色の瓦(かわら)と煉瓦(れんが)でできた歴史ロマンを感じさせる風情ある建築物で、「紅毛楼」とも呼ばれ、「国家一級古跡」にも指定されている。
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