[地球だより] rss

ハリウッドがやってくるーフィンランドから

地球だより  新型コロナウイルスの感染が米国や他の欧州の国に比べて少なく、状況が比較的安定しているフィンランドは、ハリウッドの映画プロダクションの関心を集めている。今年は既に三つの映画プロダクションがフィンランドでの映画…

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日本車の魅力を再発見ーブラジルから

地球だより  先日、自家用車を買い替えた。時間をかけて中古車店を歩き回り、年式は古いが程度の良い日本車を見つけて購入した。中古の日本車を購入した理由は簡単。コストパフォーマンスが良く、一度しっかりと点検・整備をすればあま…

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闇パーティー収まる気配なしーフランスから

地球だより  コロナ感染状況に改善が見られない。フランス政府は今年に入り2月上旬までの1日の新規感染者数が2万人前後で推移し、悪化はしていないものの改善もしていないとの認識を示している。  そんな中、夜間外出禁止措置が導…

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寂しい旧正月行事の中止ーフィリピンから

地球だより  フィリピンのマニラ市には世界最古と言われる中華街が今も存在し、中華系フィリピン人も多く住んでいて異国情緒を感じる街並みは人気の観光スポットだ。  意外かもしれないが経済が中華系の財閥に牛耳られていることもあ…

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聖書の名山、シナイ山ーエジプトから

地球だより  エジプトにおける名山中の名山と言えばシナイ山だ。同国東部シナイ半島のほぼ中央にあるこの山が、ことに世界的に有名である理由は、他でもない旧約聖書に、預言者モーセが神から「十戒」を授かったと記録される山だからだ…

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再開発で消えた人情横丁ー 韓国から

地球だより  韓国版新幹線「KTX」の発着駅もあるソウル市内の再開発地区に移転してきた新聞社を知人の案内で見学させてもらった。ここは筆者が十数年前、特派員生活をスタートさせた時に社内に事務所を間借りした縁もあり、古い付き…

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バッテリー宅配ビジネスーミャンマーから

地球だより  ミャンマーの地方を歩くと、コブ牛が藁(わら)を山積みにした牛車を引いている昔ながらの光景を目にする。ただ手綱を握る人の手にはスマホがあったりするから、近代化の波は地方にまで確実に押し寄せている。  スマホの…

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コロナで増えるドライブスルーー米国から

地球だより  新型コロナウイルスの流行で生活習慣が大きく変わったが、その一つとしてドライブスルーを利用する機会が増えたことが挙げられる。  もともと、車社会の米国ではファストフード店だけでなく銀行、薬局などでもドライブス…

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マスク着用は髭を剃ってーオーストリアから

地球だより  オーストリアでは25日から新型コロナウイルス規制の追加措置としてスーパーや地下鉄などの交通機関を利用する場合、高品質のFFP2マスクの着用が義務化された。  感染が欧州に上陸した直後、専門家たちは家庭用マス…

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真摯なコンビニ店員ーネパールから

地球だより  日本に帰国した際、ある街の駅前のコンビニに行った時のことである。買い物客の列に並んでいるとレジから非常にハキハキとした声が聞こえてきた。それは、ネパール人の青年店員であったのだが、買い物客に丁寧な対応に努め…

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スンニ派総本山アズハルーエジプトから

地球だより  エジプトにある世界的組織の中で、超重要と思われる組織の一つに、イスラム教スンニ派総本山である「アズハル」がある。重要でありながらも、日本ではほとんど知られていない。  イスラム教スンニ派の総本山であり、その…

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炎上した恋愛型AIー韓国から

地球だより  いつでも気軽に会話でき、ちょっとした恋人同士の気分に浸れたらさぞ楽しいだろう―。韓国で昨年末に市販された人工知能(AI)チャットボット(自動対話システム)「イルダ」は、そんな男心をくすぐる仕掛けになっていた…

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伝統の民族精神「シス」ーフィンランドから

地球だより  サンナ・マリン首相が新年のメッセージで称賛したフィンランドの伝統的民族精神を表す「シス」は、たびたびフィンランドの文化として語られてきた。「シス」とは、極端な逆境に直面した時の並外れた決意であり、成功する可…

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中国ワクチン不要とは言えない現実ーブラジルから

地球だより  最近、街で出会う人に「新型コロナウイルスのワクチンを受けるつもりは」と質問することが記者の日課となっている。もちろん、ブラジルは感染拡大「第2波」の只中(ただなか)であり、質問をする相手は限られる。医療崩壊…

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ワクチン接種遅らせる「お役所仕事」ーフランスから

地球だより  フランスに半世紀以上住み、孫もいる高齢の日本人女性が最近、新型コロナウイルスワクチンを接種したがらないフランス人を嘆き、「専門家が接種すべきでないと言えば、ひねくれ者たちが案外受けるかも」と、筆者に冗談交じ…

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季節感を取り戻した新年ーフィリピンから

地球だより  フィリピンの新年は、悪霊を追い払うため派手な花火や爆竹の爆音とともに迎える風習がある。しかし今年は、感染対策により多くの自治体が花火禁止を打ち出した。今回はさぞかし静かな異例の年越しになると思っていたが、実…

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ロックダウンの新年ーイスラエルから

地球だより  3度目のロックダウン(都市封鎖)の最中、新しい年を迎えた。といってもイスラエルではユダヤ暦のため、あまり新年という実感は湧かない。ただし、アラブ系イスラエル人が住む町は例外だ。  大晦日(おおみそか)の深夜…

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「K防疫」危うし!ー韓国から

地球だより  新年を迎え、明るい話題を紹介したいところだが、巷(ちまた)ではどうしてもコロナをどう克服するのかという話で持ち切りだ。こちらの保健当局も「手洗い、マスク着用、ソーシャル・ディスタンス」を個々人が徹底すること…

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「罪の告解」スマホではダメーオーストリアから

地球だより  新型コロナウイルスの感染拡大以来、ソーシャルディスタンスが強調され、人と面と向かって話す機会は少なくなった。会議もオンラインが増えた。銀行はオンラインバンキングを顧客に勧めている。  ところが、対面ではない…

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観光鎖国でサバイバルータイから

地球だより  タイは新型コロナウイルス封印に成功したかに見えていた。だが最近、感染者急増の趨勢(すうせい)にある。年間4000万人近くが訪問し、7兆円ほどの観光収入をはじき出すタイの観光産業の苦しみは、まだまだ先が見えな…

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AI面接官に戸惑う就活生ー韓国から

地球だより  今年はコロナ禍で新卒の就活が深刻だという。各企業とも収益ダウンで雇用枠自体を減らしているが、そもそも韓国はもう何年も就職難が続いている。学生にとっては弱り目に祟(たた)り目だ。あるニュース番組では金融機関を…

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目的と手段の交差の終着点ーネパールから

地球だより  先日、ネパール人の友人から連絡先を聞いたのか、沖縄在住のネパール人女性から連絡があった。その女性が言うには、留学ビザで日本に滞在していたが、留学ビザの延長ができなかったので、他のビザへの切り替えをしたいが、…

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道路事情の違いに驚愕ーエジプトから

地球だより  初めてエジプト入りした時にショックを受けたことの一つに、路上での車や人々の動きがあった。車がひしめく間を、通行人が車の間を縫うようにして歩いている光景に目を見張った。  周りには、歩道橋や横断歩道はなく、歩…

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