スリランカ の“アラブの港”に中国がくさび


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 インド洋の真珠と言われるスリランカでは、一昨年来、8%台の高度成長が続くほど経済が好調だ。

 少数派タミル人による武装組織タミル・イーラム解放の虎(LTTE)との四半世紀に及んだ内戦が2009年に終結したことが、海外からの投資を呼び込むジャンプボードとなった。それまでテロを恐れ、夫婦が田舎からコロンボに出る際には、別々のルートで向かったものだ。残された子供を孤児にさせないための知恵だった。

 だが現在、テロの心配がなくなったことで、国内旅行熱が高まっているだけでなく、海外からの旅行者も年々増加。昨年は海外観光客が念願の100万人を突破した。


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