立憲民主党 「政権の選択肢示す」


躍進に笑顔と歓声

 立憲民主党は20時と同時に議席増が確実と報じられ、東京都内に設けた開票センターには拍手と大きな歓声が響いた。17日間の選挙戦について、党幹部は報道各社の取材に対し「地域を回っていても手ごたえを感じた」と口々に答えた。

枝野幸男代表

枝野幸男代表=21日夜、東京都港区(加藤玲和撮影)

 枝野幸男代表は22時ごろ、開票センターに笑顔で現れ、当選者の名前のプレートを貼りだした。枝野氏は今回の選挙での野党共闘について「(共闘をはじめた)3年前よりはいろいろな意味で連携が深まっている」と評価。また、次の衆議院総選挙では「私の責任で、明確に政権の選択肢を示していきたい」と力を込めた。

 福山哲郎幹事長は結果を受け「野党第一党として大きな期待をいただいた」と述べた。一方で、結党当初に比べて勢いが落ちたのではとの指摘に対し「若い世代に対してのアプローチが足りなかった」と振り返り、衆院選では野党共闘を念頭に「野党第一党としてリーダーシップをとっていきたい」と意欲を語った。