沖縄県名護市議選が告示


知事選の前哨戦、辺野古移設が争点

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、辺野古を抱える同県名護市の市議選(定数26)が2日告示され、32人が立候補を届け出た。政府が工事を進める辺野古移設の是非をめぐり、反対派が過半数を維持できるかが焦点。翁長雄志知事の急逝に伴う県知事選(30日投開票)の前哨戦として注目される。投開票は9日。

 渡具知武豊市長を支える与党は17人が立候補。うち辺野古移設に反対する公明党は現職2人が出馬した。同じく移設反対の野党は15人が立候補した。

 定数は今回から1減。改選前の市議会構成は、与党が13人、野党が14人で、移設反対派が過半数を占めていた。

 2月の市長選では、渡具知氏が、移設阻止を掲げ3選を目指した稲嶺進氏を破り、初当選した。渡具知氏は、辺野古移設の賛否を明確にしていないが、市長選では移設を容認する与党から推薦を受けている。

 県内では同日、名護のほか宜野湾や石垣など計5市で市議選が告示された。

(当記事のサムネイルはWikipediaから引用いたしました)