「平和維持に憲法改正必要」大学生が改憲支持ラリー


大学生ら改憲機運盛り上げ

 日本国憲法公布から71年を迎えた3日、東京・永田町の星陵会館で憲法改正の機運を若者たちで盛り上げる「改憲2020実現 東京大会」(同実行委員会)が開かれ、大学生らが「日本の未来のために、若者が立ち上がり、2020年の改憲を実現しよう」と訴えた。大会には、国会議員や有識者なども激励に駆け付けた。集会後、大学生ら約300人が永田町界隈(かいわい)で改憲改正を訴えるラリーを行い「私たち国民の手で憲法を制定しよう」などとシュプレヒコールを上げた。

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憲法改正を訴え行進する大学生ら=3日、東京都千代田区(佐藤元国撮影)

 集会では、昭和女子大学3年の栗原菜緒美さんが「一国の努力だけで平和は維持できない。日本や世界が平和であり続けるためには、戦争を抑止する具体的な施策が必要だ」と述べ、憲法9条の改正は、戦争を未然に防ぎ、回避するために必要だと訴えた。

 織田邦男航空自衛隊元空将は、北朝鮮のミサイル問題などを挙げ、「日本が戦争を放棄しても、戦争が日本を放棄してくれない。国防は最大の社会福祉、それを除いて人権、人道はない」と指摘した上で、「『憲法改正は戦争へ繋(つな)がる』といったレッテル張りに惑わされず、自分自身一人一人が国家を担っていくんだという意識で、憲法の問題を考えてほしい」と語った。

 大会では、「自衛隊」「緊急事態条項」「家族条項」を明記した憲法改正に向けて、国会での党派を超えた合意形成を一時(いっとき)も早く実現することを求める決議案を採択した。

 仙台と福岡でも同日、大学生・若者による改憲大会が開催されたほか、札幌、新潟、高崎など9都市では改憲を訴える街頭演説が行われた。