人間の区分けと「差別」 性別表示を避ける大学


個人の性的問題の政治化

 自己の性自認と生物学的な性別に違いのある性同一性障害者が戸籍上の性別を変更する場合、性別適合手術を要求している法律の規定について、最高裁はこのほど「合憲」との判断を示した。

 妥当な判断だが、一方で2人の裁判官は「社会の変化などを踏まえると、違憲の疑いが生じていることは否定できない」と補足意見で述べている。健康な体に手術を強いることは個人の自由を制約することになる上、性別変更に手術を不要とする国も増えていることが影響していると思われる。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ